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セブンイレブンが過疎地に連続出店できるワケ

「ポータビリティー経営」で潜在ニーズを掘り起こす

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2012年6月29日(金)

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 都会ではどの街角にも見かけるセブンイレブンが今、過疎地域や小都市に続々と出店していることをご存知だろうか。どんな手法で、どう採算を合わせるのか。その秘密を明かす前に、IT(情報技術)活用で躍進する婚礼ビジネスの事例を見てみよう。

 一流ホテルでの結婚式が格安で挙げられる。しかも直前の予約でも大丈夫――。

  こんなサービスを売り物にカップルの心をつかんでいるのが、結婚サービスのベストブライダルだ。この利便性に、「準備が面倒」「再婚なので派手にしたくない」と思っていたカップルも“変心”し、順調に売上高を伸ばしている。

 同社はもともと自社が運営する邸宅風ゲストハウスでの結婚式を手がけているが、それとは別に2010年から格安サービス「楽婚」を展開する。楽婚では自社のゲストハウスではなく、ホテルなどの他社施設を使う。日取りが悪いなどの事情により予約が入っていない施設を有効活用することで、価格を抑える。主力のゲストハウスでの式と比べると組単価が約半額という。ホテルにしてみれば、会場を空けておくよりも、ベストブライダルに提供したほうがいい。提携会場は2012年6月時点で全国約120カ所にも上る。

5月26日に千葉市のホテルで開かれた「楽婚」プロデュースによる結婚式の様子。楽婚のスタッフが写真を撮影している。
5月26日に千葉市のホテルで開かれた「楽婚」プロデュースによる結婚式の様子。楽婚のスタッフが写真を撮影している。

 申し込みを増やしているのは提携施設の多さに加えて、IT(情報技術)活用がカギとなっている。全スタッフが米グーグルのクラウドサービス「Google Apps」を導入し、顧客からの問い合わせ内容やスケジュールなどを情報共有している。米アップルの「iPhone」も欠かさない。

 興味を持って問い合わせてきた顧客に素早く詳しい返答をするのが、成約率を高めるコツ。顧客からメールによる問い合わせがあれば、担当者を決めずに、手が空いているスタッフがきちんと届いていることなどを即座に返信する。顧客がウェディングプランナーとの打ち合わせを希望している場合には、スタッフがすぐさまプランナーのスケジュールを確認、お互いの都合が合う日時を選んで、すぐに面談日時を確定させる。宮田宏之国内事業部統括マネージャーは「素早い応答が、顧客の安心感や満足感を高めている」と話す。一気に結婚式への段取りを進め、顧客の気分を盛り上げていくわけだ。

 同社のスタッフは式場の仕事や、提携先の開拓など外出することが多い。それでも時間を見つけて顧客から問い合わせに返信する。まさにモバイル・ウエディング・プランナー(動く結婚案内人)と呼べる。この事業の売上高は2011年度に10億円規模に達した。

 「動く」ことで誰かの希望や不便さを解消する。こんなビジネスモデルは婚礼ビジネスだけに限らない。実はセブンイレブンの出店もここに共通点がある。

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