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“元”AKB48の指原だけじゃない、非公開データが流出のナゼ

2012年6月29日(金)

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日経デジタルマーケティングは、書籍『ソーシャルリスク』(同誌記者・小林直樹著)をまとめた。このコラムでは、その関連記事を紹介していく。連載の前半では画像編、後半では幹部・人事編をお届けする。第1回は、AKB48にいた指原“左遷”を題材に、ソーシャルメディア活用における画像データ流出の知られざる経路を紹介する。

 「明日から指原莉乃はHKT48に移籍します」――。

 6月6日に行われたAKB48「第4回選抜総選挙」で4位に躍進した指原莉乃さんが、その翌週、過去の恋愛スキャンダルを「週刊文春」に報じられたことで、福岡・博多を拠点とする姉妹グループ「HKT48」への移籍が決まった。この“辞令”をニッポン放送の「オールナイトニッポン」生放送で本人に直接通告した秋元康氏は、“親心”から「左遷ではない」としているものの、「ファンに誤解を与える行動をとったのは間違いない」「イエローカード1枚目」と話していることから、事実上の左遷であることは否めない。

 このスキャンダルは、指原さんと過去につき合いのあった男性が週刊誌にネタを持ち込むという、実に“昭和的”な手法で発覚した。しかしながらデジタル社会、ソーシャルメディア時代を生きる一般人にとっても多くの教訓を含んでいる。

「撮らない」「持たない」「撮らせない」

 結論から言ってしまうと、流出して困るような写真は「撮らない」「持たない」「撮らせない」の非“撮”三原則を順守するに尽きる。

 指原さんのケースでは、仮に相手の男性が写真を週刊誌に持ち込んでも取り上げられなかった場合、自らソーシャルメディア上にばらまく展開になったことも考えられる。週刊文春だから18歳未満当時の提供写真のうち差し支えないものを選んで載せたのであって、男性がやけっぱちで勝手にばらまく場合は、アイドルとして致命的な写真がもしあっても、それを含めて流出する可能性すらあり得た。

 民放キー局のアナウンサーだった女性も数年前、やはり写真流出をきっかけに番組を降板、退社へと追い込まれたケースがある。流出経路は不明だが、一説には相手方の男性が携帯電話を落として、それを拾った人が写真週刊誌に持ち込んだとも言われている。差し当たっての対処策としては、落とした際に悪用されないようロックをかけておくに越したことはない。

 この手のトラブルは以前からあった。しかし最近では、一般的なデジタル画像は劣化せず管理も複製も簡単なので、なおさらリスクは高まった。“秘め事”に当たる写真が自分のコントロール下にない状態にあることが、どれほど危険かを省みるきっかけになるのではないだろうか。

 では、写真が自分のコントロール下にあれば安全かというと、そうとも言い切れない。今年1月の事件は、あなたの知らないソーシャルメディア活用におけるリスク、つまり“ソーシャルリスク”と呼べる典型的な内容だった。

 これは、やはりAKB48メンバーの平嶋夏海さんと米沢瑠美さんが、写真流出をきっかけに活動辞退に至った事件である。米沢さんがプライベート用のツイッターアカントから投稿していた写真に、2人と男性の親密な交際をうかがわせるシーンがあり、それが流出してしまったのだ。

 米沢さんは決して無防備なままツイートしていたわけではなかった。承認したフォロワー以外には投稿が非公開になる「鍵付き」設定にしていた。鍵付きならば、発言が検索に引っかかることはない。公式RT(転送)されることもないため、安心感がある。だが、写真投稿となると話が別だ。

「あなたの知らない「ソーシャルリスク」」のバックナンバー

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「“元”AKB48の指原だけじゃない、非公開データが流出のナゼ」の著者

小林 直樹

小林 直樹(こばやし・なおき)

日経デジタルマーケティング記者

2007年「日経デジタルマーケティング」の創刊に参画。現在同誌記者。1999年の東芝ビデオクレーマー事件の取材をきっかけに、ネット“炎上”案件の取材、執筆、講演がライフワークになっている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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後藤 忠治 セントラルスポーツ会長