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フェルメールが描く少女はなぜ「飾り」が好きなのか

2012年7月6日(金)

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 開催中の美術展やアートイベントを乗り物代わりに、アートの深部に迫る「アートいろは坂」。今回のテーマは、相次いで秀作が来日している17世紀オランダの画家、フェルメール。描かれた少女たちはなぜ「飾り」をつけているのだろうか。

 「真珠の耳飾りの少女」と「真珠の首飾りの少女」。17世紀オランダの画家、ヨハネス・フェルメール(1632~75年)の名前のよく似た2つの作品が、東京の別々の展覧会で展示されている。日本には1点も所蔵する美術館がないフェルメールの作品が欧米から毎年のように「来日」するようになったのは、12年ほど前から。特に今年は当たり年だ。3つの展覧会のために6点もの作品が「来日」する(展覧会の1つ「フェルメールからのラブレター展」は終了した)。

 「マウリッツハイス美術館展」(東京都美術館)に出品されている「真珠の耳飾りの少女」は、「北のモナ・リザ」の異名を持つ。2年間の改修工事が終わった東京都美術館のリニューアル後初の企画展「マウリッツハイス美術館展」の目玉作品。3度目の「来日」という。

ヨハネス・フェルメール「真珠の耳飾りの少女」(1665年頃、油彩、カンバス、44.5☓39cm、マウリッツハイス美術館蔵、「マウリッツハイス美術館展」出品作)

 一方、「真珠の首飾りの少女」は、同じく東京・上野公園にある国立西洋美術館で開催中の「ベルリン国立美術館展」で展示されている。こちらは初「来日」だ。

ヨハネス・フェルメール「真珠の首飾りの少女」(1662~65年頃、油彩、カンバス、55☓45cm、ベルリン国立絵画館蔵、「ベルリン国立美術館展」出品作 ©Staatliche Museen zu Berlin)

 「真珠の耳飾りの少女」は「青いターバンの少女」、「真珠の首飾りの少女」はただ「真珠の首飾り」と呼ばれることもある。しかし描かれた耳飾り、首飾りとも、それぞれの作品において重要な役割を担うモチーフであることは間違いない。また、どちらの作品も一人の「少女」を主人公としており、作品名にこの単語が入っているのは自然なことといえる。紛らわしいほど名前が似るのは、仕方ないのかもしれない。

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「フェルメールが描く少女はなぜ「飾り」が好きなのか」の著者

小川 敦生

小川 敦生(おがわ・あつお)

多摩美術大学美術学部芸術学科教授

日経マグロウヒル社(現・日経BP社)入社後、日経アート編集長や同社編集委員を経て、日本経済新聞社文化部へ。美術担当記者として多くの記事を執筆。2012年4月から現職。専門は美術ジャーナリズム論。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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