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大船渡市、陸前高田市、住田町の復興支援の現場より

環境未来都市を目指せ!

  • 宮田 秀明

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2012年7月4日(水)

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 本誌連載「経営の設計学」で好評を博した宮田秀明氏が、新たな連載に取り組む。同氏は東京大学を退官、東北の被災地復興プロジェクトにプロジェクトマネージャーとして加わった。復興プロジェクトはどう進められているのか、課題は何か、現場の姿を伝えてもらう。

 昨年7月から、シンクタンクの東日本未来都市研究会を組織して、気仙地方(大船渡市、陸前高田市、住田町)の復興を支援している。環境未来都市としての復興を目指す事業は2市1町と私たちの共同事業である。困難は多い。プレッシャーも大きい。そんな中で日夜頑張っている現場のことを伝えたいと思う。復興プロジェクトの成功は日本の経営力、プロジェクトマネジメント力の獲得にかかっている。

大船渡市、陸前高田市、住田町の復興を支援

 大船渡には、東北新幹線の水沢江差駅から車で入る。所要時間は1時間半ぐらいだ。“足”はタクシーだったり、レンタカーだったり。レンタカーの方が安いのだが、やむを得ずタクシーを使うことも多い。冬場の凍結した道を、不慣れな私たちが運転するのは危険だ。それに、レンタカーの返却時刻は午後7時か8時までなので、遅くまで打ち合わせをしていると間に合わなくなる。

 基本的には日帰りが多いのだが、最近は宿泊することが多くなった。5月は3回訪れて、3回とも1泊した。こんな時は仕事後に、大船渡駅近くの屋台村で食事をとることが多い。プレハブの小さな飲食店が20軒ほどあって、結構おいしい店が少なくない。86歳のおばあちゃんを含めて、素敵な人々が営んでいる。被災された方が多いはずなのに、みんな明るくて優しい人ばかりだ。

 昨年6月に東北復興を支援するために20社余りの民間企業を束ねて東日本未来都市研究会という社団法人をつくった。そしていろいろな事情から気仙広域連合(大船渡市、陸前高田市、住田町)を支援することになった。どの被災地も大変だが、この地方は震災前から少子高齢化と人口減少が続く経営の難しい地域だ。

 今年1月までは、内閣府が推進する「環境未来都市」の指定を獲得するための申請作業や、2市1町間の調整作業などで時間がかかってしまった。「環境未来都市」は国の成長戦略の一つで、色々な環境技術を導入して世界に誇れる都市を創造するプロジェクトである。全国で11都市(地域)が選ばれた。しかし、環境未来都市に対する国の予算処置は十分とは言えず、費用の50%は地元負担だ。なので、2市1町の体制づくりや、資金作りのための調整とお願い作業にエネルギーを使った。

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