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帰国子女はトヨタがお好き、ではアウディはどうする?

第9回:泥沼を脱した3チーム、「世界一周」も飛び出して

2012年7月5日(木)

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 みなさまごきげんよう。

 フェルディナント・ヤマグチでございます。

 唐突ですが鮨の話です。

 いま東京で一番ノっている鮨屋はどこかと聞かれたら、私は間違いなくこの店を推します。
 「推します」って、店名を出さないのでアレなんですが、まあ鮨好きの方なら先刻ご承知でしょう。銀座の名店で修行を積んだ後、1年先輩の同郷の方が独立されるのを機に、そちらに移籍して更に腕に磨きをかけた。カウンターのみ7席。非常に分り辛い場所にある“あの店”です。

 世田谷から銀座に移っても変わらず大盛況の三つ星店が、まさかのロンドン移転を表明して騒然とする東京鮨業界ですが、こちらは“中央”の混沌をよそに、進化し続ける旨さと卓越したホスピタリティを誇っております。

 例えば食感を重視するご主人が握られた直後のトロ。置いた瞬間からジワジワと背が縮んでいきます。それほどにソフトな握り具合。この“具合”は好みの別れるところですが、口の中でシャリがはらりと崩れる心地よさは何物にも代え難い“快感”と呼べるものです。

素晴らしい。ともかく素晴らしい。口中ではらりとシャリが解け、ひとたび噛むやトロの旨みがそれを優しく包み込む食の芸術
仕入れ、保存、仕込み、包丁の手入れ。そしてもちろん握りの技量。鮨は全ての要素が揃ってこそ成り立つ、微妙で繊細な食べ物です。「丁寧な仕事」というと安い料理番組のように聞こえますが、創造性とともに丁寧さはとても大切です
固さは片手でシャリを取った瞬間の、はじめの一握りで決まります。右手は本当に添える程度。握るのはまぁ感性の問題ですね。教えて伝わるものじゃない。だから自分で食べてみなければダメです。「良い」と言われる店は食べ歩きます。店に入るとお互いプロ同士ですから、すぐにすし職人とバレてしまいますが……。そもそもこんなアタマをしている訳だし(笑)。ウチの店にも同業の方はよくお見えになります。ええ、もちろん断るようなことはしません

 いや、堪能いたしました。食も優れていますが、嫌味のない会話も楽しい。
 鮨の本……とまでは言いませんが、鮨のコラムが1本かけそうなほど楽しく深いお話を伺うことができました。

 え?鮨なんか食べてないでサッサと本題に入れ、ですって?
 これは失礼。久々に“食”で感動したものですから。

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「帰国子女はトヨタがお好き、ではアウディはどうする?」の著者

フェル

フェル(ふぇるでぃなんと・やまぐち)

コラムニスト

堅気のリーマン稼業の傍ら、細々と物書きの真似事をしております。最近は講演やらテレビ・ラジオへの出演も増えてきました。いったい本業は何なのか自分でもよく分からなくなっています。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

瀬戸 久美子

瀬戸 久美子(せと・くみこ)

日経WOMAN編集部

旧・日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経WOMAN、日経TRENDY、日経ビジネス編集を経て2013年4月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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