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マウンテンゴリラの赤ちゃんがかわいすぎる件

カリソケ研究所(ルワンダ共和国)【1】

2012年7月23日(月)

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世界に800頭ほどしかいないマウンテンゴリラのうち、約500頭が生息するルワンダ共和国に、ゴリラ研究の世界的中心のひとつがある。1967年にダイアン・フォッシーが設立した「カリソケ研究所」だ。フォッシーといえば、『ナショナル ジオグラフィック』をはじめ、映画「愛は霧のかなたに」や、自著『霧のなかのゴリラ』でご存じの方もいるだろう。設立から約半世紀がたついまもなお、フォッシーの情熱が受け継がれる研究室に行ってみた!

 ちょっとこれ反則なんじゃないですか?

 と、いきなり思う。

 いや、本当にカワイイのだ。ゴリラの赤ちゃんって。

 この数年、野生の類人猿を見る旅をしている。

 比較的フィールドが近いボルネオ島のオランウータンから始まって、西アフリカのチンパンジーも去年訪ねた。同じ類人猿の一員として(人間を類人猿に含めるのは、日本語としては矛盾しているが、彼ら彼女らを見ていると、ああ、ぼくたちは一緒だなあ、という感覚が強くなる)、赤ちゃんがそこにいるだけで胸が甘酸っぱくなる。

 しかし……ゴリラの赤ちゃんは、類人猿の中でもかなり反則である。

 頭でっかちな体型の具合といい(全類人猿共通だが、ゴリラはかなりその傾向が強いと思う)、くりくりした目といい(これはオランウータンの方が上かもしれない)、天然パーマの頭髪といい(他の類人猿では見たことない)、見事にツボをついたルックスなのだ。一緒にゴリラの赤ちゃんを見た人たちは、スウィート! スウィート! と連発していた。

出むかえてくれた双子の赤ちゃんたち(写真:川端 裕人、以下同)

 さて、ぼくが訪ねたのは、中央アフリカの小国、ルワンダ共和国。四国の1.5倍ほどの国土に1000万人以上の人々が住まう。国土の北部のコンゴ民主共和国とウガンダ共和国の国境地帯にあるヴォルカン国立公園には、およそ500頭のマウンテンゴリラが生息している。正確には3国にまたがるヴィルンガ火山群全体での個体数なのだが、ゴリラの群れに国境はないから、厳密に「ルワンダに何頭」とはなかなか言えない。

 マウンテンゴリラは、このほかに、ウガンダの別の森林に300頭あまりが生息するだけで、世界中に800頭ほどしかいない。数が少ないだけでなく、生息地が限られていること、それらが人間の生活圏と近いことなどから、絶滅を危惧されている。危機の度合いとしては、大型哺乳類の中でトップクラスと言える。

 それなのに、マウンテンゴリラに会うのは「わりと簡単」なのだ。生息地に出向いて、ガイドツアーに参加すれば、ほぼ100%出会える。ゴリラは数頭から数10頭の群れで生活しているが、その中には「人付けされた群れ」(人間の存在に慣れ、近づいても逃げたりしない)がいくつもあって、そのうちの8群が「観光ゴリラ」として、観光客の訪問を受け入れている。もちろん、ルワンダの観光当局が決めている。

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「マウンテンゴリラの赤ちゃんがかわいすぎる件」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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