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アパレル合同展示会は生地産地の福音となるか

行政の支援減をブランド化の好機に変える

2012年7月17日(火)

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 アパレル関係の合同展示会でもっとも大規模なものといえば、繊研新聞社主催の「インターナショナルファッションフェア(IFF)」とアッシュ・ペー・フランス主催の「rooms(ルームス)」だろう。

 毎年、IFFは1月と7月に、ルームスは2月と9月に開催される。もともとのイメージでいうなら、IFFは大手アパレルと有名ブランドの集積する展示会、ルームスはデザイナーブランドや中小の個性派ブランドが集まる展示会だった。もちろん、完全に二分されているわけではない。両方に出展するブランドもあるし、IFFに出展するデザイナーブランドもある。あくまでもそういう印象が強いということである。

アパレル合同展示会に生地産地の企業が登場

 このルームスが今年9月に開催する展示会から、「地場産業コーナー」を開設することを正式に発表した。筆者は何度かルームスに取材に行ったことがあるので、事務局からそのメルマガが送られてきた。それに先だって繊研新聞にもその旨の記事が掲載された。

 メルマガによると、今年9月11~13日に開催するルームスでは、地場産業コーナー、アイウェア、ジュエリーの3コーナーを新設するという。ルームスはこの3つのジャンルを新設することによって、出展社総数が前年の400社から500社に増えることを見込んでいる。

 個人的には、新設される3ジャンルの中でも地場産業コーナーに注目したい。山形県のニット工場から出発して製品化に成功した佐藤繊維にクローズアップしながら、今治のストール「イト」、京友禅の「千總」の雑貨類、「横浜帆布鞄」など約30のブランドを集めるという。

 今回、地場産業コーナーに出展の名乗りを挙げたのは、いずれも国内での物作りを重視した製造業である。その多くは産地に拠っているが、出展物は生地ではなく製品化されたものだ。

 ただ、産地企業で生き残りをかけて製品化を推し進めているのは今回出展する30ブランドだけにとどまらない。例えば「ストール」というアイテムは、縫製が簡単でパターン(型紙)もいらない上に生地の組織や色柄、表面感が重視されるので、産地の生地メーカーにとっては非常に取り組みやすいアイテムである。その割には高い値段で販売できるし、生地の要尺もあまり必要ない。つまり、通常の洋服に比べると生地の使用量が少ないということである。この辺りの性質はネクタイに似ているといえる。

 チェック柄やストライプ柄などの先染めシャツ生地の産地である兵庫県西脇産地を見てみよう。ここに拠点を構えるデザイナー、玉木新雌(たまき・にいめ)さんは、自分の名前のブランド「tamaki niime」でストールをメイン商品として打ち出している。彼女は自社で機織り機を構えて生地から製造に取り組んでいる。

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「アパレル合同展示会は生地産地の福音となるか」の著者

南 充浩

南 充浩(みなみ・みつひろ)

フリーライター、広報アドバイザー

1970年生まれ。洋服店店長を経て繊維業界紙に記者として入社。その後、編集プロダクションや展示会主催業者などを経て独立。業界紙やウェブなどに記事を書きつつ、生地製造産地の広報を請け負う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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