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グーグル日本の顔は“異端”の男

彼の運命を大きく変えた高校時代の決断

2012年8月9日(木)

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 世界に冠たるIT(情報技術)企業、米グーグル。新しいテクノロジーと特異なビジネスモデルでこの10年の世界を牽引してきた企業の1つだが、もしかすると40代以上の世代にとっては、こんな印象が心の中にあるのではあるまいか。

 「グーグルもそうだが、新進のIT企業の主役たちは30代以下の若い世代。自分たちの出番はこれまでもなかったし、これからもないだろう」

 事実、日本でもITの新しい流れを生み出したのは、ミクシィ社長の笠原健治やグリー社長の田中良和ら、1976年前後に生まれた30代半ばの「76(ナナロク)」世代だった。

 もちろん40代以上に活躍の場がなかったわけではない。中間管理職や財務、広報、人事などの専門分野の担い手として今なお活躍中のミドルもいる。だが、新しいうねりの草創期から事業の中枢に携わってきた人はほとんどいないのではないだろうか。

 ところがグーグルの日本法人であるグーグルジャパンの幹部の1人に、グーグルが頭角を現し始めた時期から一緒に歩んできた40代の人物がいると耳にした。「恐らくグーグルで最も活躍している日本人」──。こう言っても差し支えないだろうという。

名門高校からエリート街道を歩むはずだったが…

 “彼”は米国本社で2003年に採用され、後に日本に赴任した。だが、帰国子女ではない。1968年に日本で生まれ、東京で育ち、高校は東京大学の合格者数で常に全国上位20位以内に入る国立の名門校、筑波大学附属高校(東京都文京区、1973年に東京教育大学附属高校から改称)に入学した。

 1888年(明治21年)に高等師範学校の尋常中学科として創立され 120年余りの歴史を持つ同校の卒業生には、元首相の鳩山一郎や元東京都知事の美濃部亮吉、衆議院議員の藤井裕久、鳩山邦夫、片山さつき、元外相で参議院議員の川口順子、大蔵事務次官と日本銀行総裁を歴任した澄田智など、有力政治家や大物官僚の名前がずらりと並ぶ。

 ゼネコン大手、鹿島の元会長で日本商工会議所会頭を務めた石川六郎、富士通元会長の山本卓眞、ニコン元会長の吉田庄一郎、三菱東京UFJ銀行前会長の畔柳信雄など企業経営者も多い。

 さらに小説家の星新一、小林信彦、映画監督の今村昌平、女優の檀ふみ、狂言師の野村萬斎、民放のニュースキャスターを務めた俵孝太郎、内田忠男など政治・経済以外の分野での著名人も入り混じっている。

コメント8件コメント/レビュー

プラザ合意後の急速な円高とバブル経済により、80年台半ばから90年頃までは私費及び企業派遣の留学生が急増した時期でした。今にしてみると、海外留学バブルとでも呼べるような時期であったと思います。残念ながら、その時期に日本の大学は国際的な知名度や実績を向上させるのではなく、バブル経済に踊り、やるべきことをやらなかったことです。この記事の今後の展開は推測しかねますが、80年台に日米の大学院を経験した者としては、興味深く読ませて頂きます。(2012/08/11)

「グーグルで最も活躍する日本人の軌跡」のバックナンバー

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「グーグル日本の顔は“異端”の男」の著者

上阪 徹

上阪 徹(うえさか・とおる)

ライター

リクルート・グループなどを経て、95年よりフリーランスのライターに。経営、金融、就職などをテーマに雑誌や書籍などで幅広く執筆やインタビューを手がける。インタビュー集に『プロ論。』ほか。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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プラザ合意後の急速な円高とバブル経済により、80年台半ばから90年頃までは私費及び企業派遣の留学生が急増した時期でした。今にしてみると、海外留学バブルとでも呼べるような時期であったと思います。残念ながら、その時期に日本の大学は国際的な知名度や実績を向上させるのではなく、バブル経済に踊り、やるべきことをやらなかったことです。この記事の今後の展開は推測しかねますが、80年台に日米の大学院を経験した者としては、興味深く読ませて頂きます。(2012/08/11)

彼がアメリカに行っていた期間は、コンピュータサイエンスが最も偉大な成果を発揮した、本当に幸せな時期でした。そのさなかに、コーネルとスタンフォードというトップレベルの研究成果を出せる大学に在籍して最先端の技術と学問を身につけ、仕事に結びつけることができたことは、その時代の空気を肌で体験した者なら誰でも理解できることです。まず、エキスパートシステムなど、人工知能研究を中心として、コンピュータが社会を変えていく気配がすでに見えていました。そしてその発信源はアメリカだった。これだけで理系の優秀な高校生なら、アメリカの高校で語学を鍛えて大学ではコンピュータを専門にしていきたいという動機には十分でしょう。彼は特別なのではなく、行動力があったというそれだけのように思われます。(2012/08/10)

導入部がくどすぎる。(2012/08/10)

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