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北朝鮮、総参謀長の党の要職解任は軍内の権力闘争

金敬姫派が権力握る、経済・外交の政策転換はまだ先

  • 重村 智計

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2012年7月23日(月)

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 北朝鮮は7月16日、李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長(69歳)が労働党の要職を全て解任された、と発表した。後任には、玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)大将が就任した。同大将は17日、「次帥」に昇進した。北朝鮮はさらに18日、金正恩最高司令官に「共和国元帥」の称号を授与したと発表した。

 この一連の人事の背後には、最大の実力組織である軍を誰が握るか、をめぐる「権力闘争」があった。経済政策や外交、核開発を巡る対立ではない。中国が、密かに影響力を行使したのは間違いないが、北朝鮮が直ちに改革・開放に転じるわけではない。

金正日の「遺言」が否定された

 李英鎬解任劇を演出したのは、金正日の妹の金敬姫(キム・ギョンヒ)女史(66歳)と崔竜海(チェ・ヨンヘ)軍総政治局長(62歳)、呉克烈(オ・グンリョル)国防委員会副委員長(71歳)の三人であった。

 今回の解任は、北朝鮮の高官には「有り得ない、衝撃的な事件」である。李英鎬は、故金正日総書記が2009年2月に、総参謀長に任命した。北朝鮮においては、金正日総書記の決定を、本人以外が変更するのは、絶対に許されない。解任は、金正日総書記の「遺言」を覆す「クーデター」で、金敬姫女史の同意なしにはできなかったことだ。

 日韓のメディアは、李総参謀長は金正恩第一書記の側近中の側近、と報じていた。また、金正恩第一書記を守るために、金正日総書記がその後見人として選任した、とも報じている。それなのに、なぜ解任されたのか。この謎は、金正日総書記の後継者をめぐる対立と、闘争の過去の流れを知らないと理解できない。

 李英鎬氏が総参謀長に就任したころ、実力者の李済剛(リ・ジェガン)党組織指導部第一副部長と、金敬姫・張成沢(チャン・ソンテク)夫妻が「権力闘争」を展開していた。当時、李済剛氏が絶大な権限を持ち、巨大な勢力を維持していた。この事実や、平壌内部で死闘があったことが、日本では知られていない。

 金敬姫氏は、長い沈黙を破り2009年6月に公の舞台に姿を見せ、李済剛氏の追い落としを推進した。2010年6月2日、李済剛氏が死亡(暗殺とみられる)したことで、死闘は決着した。

コメント1件コメント/レビュー

見てきたように書いているがどこまで信用できる情報なのか。中国の影響や不満の根拠も不明だし。(2012/07/23)

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