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勤勉な国が生物多様性にもたらすもの

ジャングルではなく耕作地ばかりが続くベトナム

2012年7月26日(木)

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 先日のエントリーでは浅からぬ因縁のあるミャンマーを取り上げた。マレーシア以外で、結構訪問回数が多いのは隣国のタイ、シンガポール、インドネシアなのだが、実はベトナムにも深い因縁がある。今回は筆者の知るベトナムのことについて。

 初めてベトナムへ行ったのは1998年9月のこと。ハノイで開催された「第9回アジアの薬用植物、スパイス、その他の天然物シンポジウム」(9th Asian Symposium on Medicinal Plants, Spices and other natural products、略称ASOMPS 9)<注1>に参加するためである。マラッカで開催された前回のASOMPSではABS問題の核心にいきなり触れて興奮しまくった、人生を変える体験だったが、しょせんは傍観者。今回は一見のお客さんではなく、ちゃんとした参加者になりたいと考えていた。

 そして、熊本市のIT企業である株式会社N.I.Kさんと共同開発した民族薬用植物探索データベースをひっさげて、同社のKさんと意気揚々とハノイに乗り込んだのである。ところがKさんのチェックインラッゲージに入れてあった現金とデジタルカメラが盗まれていたことがハノイ空港で判明!おそらく乗継をしたホーチミンで盗まれたらしいのだ。まあ、貴重品を入れておく方が悪いと言えないこともないのだが、Kさんがベトナムに対して不愉快な印象を持ってしまったのもやむを得ないことだろう。私も初めてのベトナムに大いに不安を覚えたものである。

ベトナムの第一印象は…

 ところがハノイ市内についてみると、印象は一変した。これまで行ったマレーシア、タイ、ミャンマー、インドネシアなどとは似ているようでちょっとだけ違う。バゲットを道端の屋台で売っているのもそうだが、要所要所にある歴史的建造物が、コンチネンタルな様式だからかもしれない。とは言え、親しみのある東南アジアの街の顔であることに変わりはなく、すっかりリラックスできたのである。ただ、屋台の椅子が風呂屋の椅子かと思うくらい低くて食事するのが大変だったのは、まあ御愛嬌か。

 何より一番の印象はバイク、自転車の数が多いこと。自動車社会のマレーシアから来ると本当に驚くばかり。通勤、通学時間だけじゃなくて日中も結構な交通量。実は早朝も夜半もそれなりの数のバイク、自転車が走っていて全体的に小ぶりなハノイの住宅に本当にこれだけの人が納まりきるのか?という疑問が湧く。二交代制で住んでいるとか、まさかね。

 シンポジウム会場で行った我々のデータベースデモンストレーションはなかなか好評でKさんもベトナムに対して持ったネガティブな印象を大分払しょくできたようだ(仕事はうまくいったし、食べ物がおいしくて、ビールが至る所で飲めて、女性が美しいんだから、さもありなん?)。

<注1>アジア地域の天然物研究振興を目的に、1960年にパキスタンのパシャワールで第1回が開催された。その後、第2回カンディ(スリランカ 1964年)、第3回コロンボ(スリランカ 1977年)、第4回バンコク(タイ 1980年)、第5回ソウル(韓国1984年)、第6回バンドン(インドネシア 1989年)、第7回マニラ(フィリピン 1992年)、第8回マラッカ(マレーシア 1994年)、第9回ハノイ(ベトナム1998年)、第10回 ダッカ(バングラディシュ 2000年)、第11回昆明(中国2003年)、第12回パダン(インドネシア2006年)、第13回ハイデラバード(インド 2008年)と不定期ながら回数を重ね、第9回からはUNESCOが共催するビッグイベントになった。第14回はカラチ(パキスタン 2010年)で開催予定とされていたが、どこを調べても開催された様子はない。どうなってしまったのだろうか…。

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