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DHLジャパン、“GE流”でカイゼン

社内の「エクセル部隊」が強力な助っ人に

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2012年7月30日(月)

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 ビジネスモデルの大変革や、大きな投資を伴うダイナミックな意思決定はあまり得意とは言えないが、現場の地道な改善活動ではどの国にも引けを取らない――。

 「カイゼン」は日本企業の強さの源泉と言われてきたが、グローバル企業も後塵を拝してばかりではない。現場が仕事の品質向上に自律的に取り組む仕組みを作り、その過程でリーダーを育てていく。書類や貨物の国際エクスプレス輸送を手がけるディー・エイチ・エル・ジャパン(DHL、東京都品川区)も、そんな取り組みに力を注ぐ1社だ。

 同社は世界最大級の物流企業ドイツポストDHL傘下で、世界の220以上の国や地域にネットワークを持つ。ハブや輸送用飛行機などに大きな投資を重ねる一方で、2007年から全世界のDHLが取り組んでいるのが「ファーストチョイス」と呼ばれる改善活動だ。米ゼネラル・エレクトリック(GE)の業務改善手法「シックスシグマ」がベースとなっている。

 日本での取り組みは、当初低迷気味だったが、2009年に就任した山川丈人代表取締役社長がテコ入れを図った。

 GEの金融部門で長く日本のトップを務めた山川社長は、自ら10件以上のシックスシグマ・プロジェクトを手がけてきた。「リーダー自身がプロジェクトをやってこそ、その価値を実感できる」という確信のもと、部門長にファーストチョイスの研修を受けさせ、プロジェクトの実行を人事評価項目に盛り込んだ。強力なトップダウンで浸透させたことが功を奏し、2011年度に実行されたプロジェクト数は52件と、世界でもトップクラスになった。

 プロジェクトの対象となるのは、「料金照会の電話を担当部門で受けきれない」「空港から搬入された貨物を、センターで地方別のトラックに積み替える際に遅れが生じる」といった各職場の身近な悩みだ。こうした課題を抽出し、データ分析でボトルネックになっている業務プロセスを洗い出して、プロセスの工数を削減したり、ミスが起こりにくい作業に置き換えたりして改善を図るケースが多いという。

社内の“エクセル達人”が大集合

 現場による問題解決の強力な助っ人になったのが、米マイクロソフトの表計算ソフト「エクセル」のスペシャリスト集団「エクセル倶楽部」。現場にとって最も身近なIT(情報技術)ツールの達人たちだ。

 プロジェクトのサポートに当たる鎌田正輝ファーストチョイスリーダーは、複数のプロジェクトに共通した問題として、人の手を介した作業でミスが生じることを挙げる。「ITツールを導入して自動化できないか」と考えたが、ITツールの開発を外注すればコストがかかる。さらに導入後に再度業務プロセスが変われば、そのたびに保守や改修のコストがかかる。「なんとか内製化できないか」と考えた結果、たどり着いたのがエクセルだった。

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