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ジーンズ生産から時代を見る

統計が語る専業メーカーの憂鬱

2012年8月7日(火)

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 先日、日本ジーンズ協議会が2011年のジーンズ生産統計を発表した。

 項目はトップスとボトムスに別れており、さらにトップスは織物シャツ、ニット製品、ジャケット類(布帛地)の3つに、ボトムスはブルージーンズ、カラージーンズ、ショートパンツ・スカートの3つに分類される。注意すべきはボトムスの部分で、特にブルージーンズの増減についてここ数年、これまで以上の注目が集まっている。それぞれのアイテムについてそれぞれ、成人男子、成人女子、子供の3つにさらに分類される。

ブルージーンズはダウントレンド

 ブルージーンズは成人男子が848万1000本(前年比11.1%減)、成人女子が1175万本(同6.5%減)、子供が235万6000本(同9.8%増)となっている。子供が増えているものの成人男子と成人女子は減少しており、昨年はブルージーンズがダウントレンドアイテムだったことが分かる。

 一方、カラージーンズは成人男子が708万7000本(前年比14.1%増)、成人女子が872万1000本(同10.2%増)、子供が158万9000本(同4.3%増)とカラージーンズは全年代で増えている。

 ショートパンツ・スカートは成人男子が113万2000本(前年比11.9%減)、成人女子が402万6000本(同16.8%増)、子供が197万2000本(同29.5%増)だった。成人男子が減少したものの、成人女子と子供は大きく製造量を増やした。

 日本ジーンズ協議会の注釈によると、カラージーンズはチノパンも含んでいるとのことである。そうすると、カラージーンズの製造がメンズ、レディース、子供の3分野ともに大きく伸びたのは、昨年のトレンドアイテムだったチノパンの影響であると推測できる。

 2011年のボトムス生産総数は4711万本で、2010年度を200万本弱(前年比2・6%増)上回った。業界紙などでは「6年ぶりに前年実績を更新した」と評価する傾向があるが、決してブルージーンズが復調したわけではないことがこの生産統計からは読み取れる。ボトムス増産の最大の要因はチノパンのトレンドと成人女子と子供向けのショートパンツ・スカート類だったことが分かる。

2011年のジーンズの生産統計

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「ジーンズ生産から時代を見る」の著者

南 充浩

南 充浩(みなみ・みつひろ)

フリーライター、広報アドバイザー

1970年生まれ。洋服店店長を経て繊維業界紙に記者として入社。その後、編集プロダクションや展示会主催業者などを経て独立。業界紙やウェブなどに記事を書きつつ、生地製造産地の広報を請け負う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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