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空きビルに舞い降りた「ファーストクラス」

1時間800円、ドアなし、稼働率90%の宿泊施設とは?

  • 三田村 蕗子

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2012年8月23日(木)

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 カラオケ、回転寿司、100円ショップ。日本で生まれ、世界進出を果たした業態はいくつもある。そしていま、ホテル業界から一羽の雛が羽ばたこうとしている。カプセルホテルに似ているがカプセルホテルではない。ホテルのようでホテルでもない。まったく新しい宿泊施設、ファーストキャビンだ。

 店舗は、いまのところ2009年に大阪に誕生した1号店、京都の2号店、今年4月に羽田空港第1旅客ターミナルにオープンした3号店の3店だけだが、稼働率は高水準で推移している。御堂筋難波店は80%、京都烏丸店は70%、羽田ターミナル1店に至っては90%。来春には都内にもう1店舗オープンするほか、関西地域にも新たに1店舗の開業を予定している。

 海外進出計画も着々と進行中だ。早ければ2013年内に海外1号店が誕生する。国内外からオファーが目白押しらしく、この後も続々と新店が登場しそうだ。

 もっとも、表面的なスペックだけを見る限りは、ファーストキャビンはカプセルホテルとあまり代わり映えしないように思える。

客室に扉はありません

 宿泊料金は4500円~5900円。デイユースは1時間800円~1000円。部屋は、4.2平方メートルの「ファーストクラスキャビン」と2.5平方メートルの「ビジネスクラスキャビン」の2種類。4.2平方メートルというと3畳以下だ。

 どちらの部屋も人が立って入れるだけの高さはあるが、窓はなく、しかも、完璧な個室でもない。部屋と通路を隔てるのはスクリーンカーテンのみ。当然、音漏れはする。通路を歩く人の足音や話し声も聞こえてくる。貴重品はベッドの下に鍵をかけてしまうことができるが、部屋自体に鍵をかけることは不可能。やろうと思えば、他人の部屋に侵入できないこともない。プライバシーを完全には保てないのだ。

 狭い上に個の空間が保たれていない宿泊施設のどこがどう新しいのか。なぜ海外からも注目されているのか。そう疑問を持つ人も多いだろう。

 しかし、実際に足を運んでみるとわかるが、ファーストクラスキャビンにはカプセルホテルにありがちなチープ感はゼロ。ロビーやフロントは一流シティホテルのようだ。部屋は決して広くはないが、テレビ、照明、LAN、アメニティなど必要な機能はすべて揃い、リラックスするに足る上質なスペースが確保されている。トイレや共用の大浴場も清潔そのもの。女性なら、充実したスキンケアのアメニティに顔がほころぶはずだ。

フロントとラウンジ(写真は羽田ターミナル1の店舗。以下同)
こちらが「ファーストクラスキャビン」
こちらは「ビジネスクラスキャビン」

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