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100万~400万人の都市が42。伸び盛りはこのクラスだ

ピンクシティはメトロ開発でこれから伸びる

2012年9月4日(火)

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 前回はインドのTier1都市を取り上げた。今回は人口100万人以上のTier2都市をみていく。

 デリーとムンバイを結ぶ幹線、NH8(国道8号線)沿いの州のTier2都市はラジャスタン州の州都のジャイプル(人口約310万人)、グジャラート州のスーラト(人口約450万人)、ヴァドダラ(人口約160万人)などだ。Tier2都市は人口100万~400万人という範囲が目安である。マッキンゼーによれば、人口100万人以上の都市はインド国内に42存在するという。

 100万人と言えば日本では、政令指定都市である仙台市の人口(106万人)の水準だ。つまり、仙台市以上の人口を持つ都市が42あるわけだ。こうした都市の成長スピードは、すでに一定の経済規模を抱えるTier1都市と比べて速く、もちろん成長余地も大きい。

 現在インドの農村には、未だに人口の約7割が住んでいると言われている。今後これらの農村人口が都市に移ると予想されており、100万人規模の人口集中都市がもっと増えると考えられる。ただ、中国のように北京や上海という巨大都市を目指すという構図よりも、インドの場合はより域内の大都市を目指す傾向が強いのではないかと思う。というのは、公用語が20を超えるため、言語を超えて都市の移動ができない層が数多くいるからだ。地域によって生活習慣が異なることなどを考えると、近くの生活習慣の似ている大都市へまず人口が集まるだろう。現在、ラジャスタン州のジャイプルは300万人強の規模だが、今後20年で1000万人規模の都市になるという予測も飛び出している。

ピンクシティはメトロ建設で新しい街へ

 ラジャスタン州ジャイプルに入った。ここはピンクシティの名でも知られる観光都市である。宝石産業の集積地としても有名だが、最近ではインドの他の都市にももれず、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)産業も盛んである。また、NH8沿いという地の利を生かし、ラジャスタン州でも工業団地への産業誘致が進み、それに伴い周辺産業の盛り上がりも見せつつある。

 ジャイプル旧市街は「混沌」「混雑」という状況だ。バイクから自転車、歩行者、オートリクシャ、ラクダまでが入り混じるカオスの世界である。最近流行のモールや住宅建設もままならない、インドの昔ながらの光景が続く。そんな光景の中に、コーラやペプシなどの飲料やスナック菓子を売る店や携帯やデジカメを売る店、銀行のATMなどが並ぶ。

[ジャイプル旧市街のデジタルショップ]「ピンクシティ」という別名のとおり赤っぽい作りの建物が多い。ソニーの看板もピンクだ

 一方で旧市街から離れると、他の都市と同様にクルマやバイクのディーラーが並び、ショッピングモールもできている。モールの中にはピザハットやコスタコーヒーというファーストフードチェーンやカフェも入っている。

[ジャイプルのショッピングモール]デリーやムンバイ等の大型モールと比べればサイズが小さいが、中に入っているブランドはさほど変わりばえせず。リーボックやリー、マクドナルド、カフェコーヒーデーなどが並ぶ
[ジャイプルのモールにあるビデオゲームの店]マリオのキャラクターを使った個室ビデオゲームショップの看板。中国のようにあちらこちらから偽物キャラクターが顔を出すようなことはあまり見られない

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「100万~400万人の都市が42。伸び盛りはこのクラスだ」の著者

繁田 奈歩

繁田 奈歩(しげた・なほ)

インフォブリッジグループ代表

大学時代にインドを放浪し旅行会社を設立。調査会社インフォプラント設立に加わり、中国子会社を立ち上げる。その後、インフォブリッジを設立して独立。中国とインドで調査・コンサルティング事業を展開

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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松﨑 曉 良品計画社長