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ジャカルタの消費像、「ほしいのはクルマ」「使うなら子供向け」

ヒトより何か違うものを求める中間層が急増中

  • 新角 耕司

  • 富田 奈央子

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2012年9月6日(木)

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 アジア主要都市の「中間層(世帯年間可処分所得5000~3万4999米ドル)」以上消費者の熱い消費意欲を探った、日本総研「アジア主要都市コンシューマインサイト比較調査」(以下、本調査)において、ジャカルタはムンバイに次いで消費意欲が旺盛という結果が明らかになった(図表1)。

 今回、調査対象8都市中最高の消費意欲を示す「クルマ・バイク」、これに次いで高い傾向がみられる「子ども関連」分野について、ジャカルタの消費実態を紹介したい。

図表1 ジャカルタの消費意欲
分野 消費意欲 評価
クルマ・バイク ★★★★★
家電 ★★★
健康関連 ★★
住宅 ★★★★
子ども関連 ★★★★
総合評価 ★★★★

出所:日本総研「アジア主要都市コンシューマインサイト比較調査」

止まらない自動車購入熱

 ジャカルタの人口と面積は東京23区とほぼ同じであるが(図表2)、公共交通網は東京に比べ脆弱で深刻な交通渋滞が問題となっている。近年、ジャカルタにおける自動車・バイク占有面積は道路総面積を迫るといわれており、渋滞さえなければ30分で着くところが2~3時間かかることも多い。政府は、朝夕のラッシュ時に車内に3人以上乗っていないと入れない地域を設ける「3 in 1」や、週末に都市中心部へのクルマ参入制限を行う「カーフリーデー」といった施策を講じているが、状況が良化しているとはいいがたい。

図表2 ジャカルタと東京23区
項目 ジャカルタ首都特別州 東京23区
面積 約661平方キロメートル 約621平方キロメートル
総人口(2010年) 約960万人 約880万人
人口密度(2010年) 約14,500人/平方キロメートル 約14,200人/平方キロメートル

出所:BPS Provinsi DKI Jakarta、東京都総務局統計部の資料を基に日本総研作成

 本調査で“市内道路への満足度”を聞いたところ、ジャカルタはどの年代も50%以上が「不満」と回答して、ホーチミンの36%、バンコクの21%を大きく上回った。「不満」と「やや不満」の回答を合わせると80%弱に達し、ジャカルタ市民は渋滞への不満を募らせていることが分かる。

 しかしながら、このように渋滞への強い不満を抱きつつも、ジャカルタ中間層以上の自動車購入熱はおさまる気配がない。

 本調査における自動車の「5年以内の購入意向」は63%とその他4都市を10ポイント前後上回った(図表3)。本調査の自動車所有率は60%に達しているが、自動車の所有・非所有に関わらず、「5年以内の購入意向」も60%を超えるという結果となった。つまり、「1台手に入れたら満足」ではないのだ。休日用、家族用、資産としての2台目・3台目を、あるいはよりグレードの高い自動車への買い替えを検討しているのであろう。

図表3 自動車の所有率と5年以内購入意向率
出所:日本総研「アジア主要都市コンシューマインサイト比較調査」

「アジア主要都市コンシューマインサイト比較調査」の概要

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