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「ノマドワーキング」─“遊牧民”化で働き方を革新

2012年9月19日(水)

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 遊牧民のように働く場所を固定しない「ノマドワーキング」を推進する企業が増えている。生産性向上やコスト削減に加え、働く場所が分散し事業継続を担保できる利点もある。ただし実行するには難しい面も。先進企業の取り組みから留意点や課題を探った。

 「このワイン、在庫はある?」

 「少しお待ちください。すぐに調べてみます」

 サントリーホールディングス(HD)傘下でワインの生産・販売を手がけるサントリーワインインターナショナル。同社で神奈川県内の飲食店を対象とした営業を担当する金野裕介氏は毎月、延べ200軒の店舗に足を運ぶ。1日に換算して10軒。これほど多くの店舗を訪問できるのは、スマートフォン(高機能携帯電話)を使って「ノマドワーキング」を実行しているからだ。

 ノマドは英語で「遊牧民」のこと。ノマドワーキングとは、遊牧民のごとく、1つの場所に落ち着かず場所を移動しながら仕事をする働き方を指す。金野氏の場合、日中は飲食店、夜は主にバー業態の店に赴き、仕事が終わると会社に戻ることなく帰宅する。

 このように社外で仕事を完結できるのは、スマホの導入によるところが大きい。

 「以前は、商談の際に顧客から出た質問や要望にはその場で答えず、いったん会社に持ち帰って確認する作業が必要なことが多かった。今では訪問先でスマホから社内のサイトにアクセスし、商品の情報を参照したり、在庫を確認したりできるので、いちいち会社に戻らずスピーディーに商談をまとめることができる」(金野氏)

 サントリーHDがグループ各社の営業社員にスマホを導入し始めたのは2010年4月のこと。以前から営業に役立つ情報を「営業ナレッジボックス」と称する社内の情報サイトに蓄積して、外出先でもノートパソコンで閲覧できるようにしていた。しかしノートパソコンを起動してサイトに接続するには手間がかかる。オフィスに電話して在庫を調べたり、紙の製品情報を持ち歩く方が手っ取り早い。結局、情報サイトは外出先ではあまり使われず、営業活動の効率化に結びつかなかった。

 どうすれば情報サイトを使って営業の効率を高められるのか。模索の末に行き着いたのがスマホだった。スマホなら瞬時に起動してサイトに接続できる。ノートパソコンのようにかさばらず、ネットへの接続範囲も広い。

 ただし、スマホにはノートパソコンに比べて大容量のデータを受信しにくいという問題があった。これは、パワーポイントなどで作ったデータはサイトの側で画像に変換して送信するといった工夫で解決した。

 サントリーワインインターナショナル営業推進部の岸田大氏は「一概にスマホのおかげとも言い切れないが、スマホを導入した後、業績も着実に伸びている」と胸を張る。

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「「ノマドワーキング」─“遊牧民”化で働き方を革新」の著者

瀬戸 久美子

瀬戸 久美子(せと・くみこ)

日経WOMAN編集部

旧・日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経WOMAN、日経TRENDY、日経ビジネス編集を経て2013年4月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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牛島 信 弁護士