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「リーンスタートアップ」─小さな失敗を重ねて育てる

2012年9月28日(金)

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 まず、「こうした顧客にはこのような製品のニーズがあるのではないか」と仮説を立て、新規事業のアイデアを練る(構築)。そして、アイデアに基づく製品をなるべくコストをかけずに開発する。この段階の製品やサービスを、「MVP(Minimum Viable Product=実用最小限の製品)」と呼ぶ。

 次にMVPを、それにいち早く飛びつく少人数の顧客(アーリーアダプター)に提供して反応を見る(計測)。その結果を基にMVPを改良する(学習)。ここまでの一連のプロセスを短期間で繰り返し、MVPを改良して顧客に受け入れられるものにしていく。

仮説が誤っていたら方向を転換

 ただし、その過程で「こうした顧客にはこのような製品のニーズがあるのではないか」という最初の仮説自体の誤りに気づくことがある。その場合には仮説そのものを見直して、方向を大きく転換する。

 提唱者のリース氏は、このような方向転換を「ピボット」と名づけた。ピボットとは、バスケットボールで軸足を決め、もう一方の足を何度も踏み変える動作を指す。それにちなんだ名称だ。機能を絞って製品化する「ズームイン型」や販売・流通チャネルを変更する「チャネル型」などいくつかのタイプがある(上の図参照)。

 ここで、リーンスタートアップの手法で新たな製品やサービスを開発し実用化にこぎ着けたベンチャー企業の実例を見ていこう。

 企業向けシステムの開発を手がけるソニックガーデン(東京都渋谷区)。同社は大手IT(情報技術)企業の社内ベンチャーとしてスタートし、2011年に独立した。

 同社のシステム開発の特徴は、「アジャイル」と呼ばれる開発手法を採用している点にある。顧客から依頼されたシステムの開発を1カ月程度と短期間に行い、利用者の反応を見ながら顧客と相談して1週間単位で修正を続ける。いわば、システムの試作品をユーザーに早めに提供して一緒に作り込んでいくわけだ。数カ月かけて開発したシステムを「最終製品」として納める従来の方式とは大きく異なる。

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「「リーンスタートアップ」─小さな失敗を重ねて育てる」の著者

宇賀神 宰司

宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者

日経クリック、日経ベンチャー(現・トップリーダー編集などを経て、2007年1月から日経ビジネス編集記者。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中谷 巌 「不識塾」塾長、一橋大学名誉教授