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再上場と「稲盛後」、試される真の実力

2012年夏、JALの再生と今後を読み解く

  • 日経ビジネス取材班

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2012年9月21日(金)

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 9月19日、日本航空(JAL)は東京証券取引所に再上場した。2010年1月の会社更生法の適用申請から、わずか2年半あまりで再上場までこぎ着けたJALはいかにして蘇ったのか。経営破綻から再生に至る道のりを『日経ビジネス』にこれまで掲載した記事で振り返る。

 2012年夏、経営破綻からわずか2年で過去最高益を叩き出し、蘇ったJAL。果たして、その復活は本物なのか。再上場を目前に控えたJALの動きをリポートし、同社の今後を占う。

 経営破綻からわずか2年で不死鳥のように蘇った日本航空(JAL)。この姿を利用客側から見ると、現場の奮闘とはまた違った現実が見えてくる。

 「エグゼクティブが選ぶベストエアライン」の調査では、「満足度」とともに、「好きな航空会社・嫌いな航空会社」についても聞いた。満足度と違って、好き嫌いには感情が入る。嫌われている要素を知り、改善して「好き」へと転じることができれば、より強い固定ファンを作ることができる。

 「好きなエアライン」では、JALは全日本空輸(ANA)の2位を下回るものの、4位につけた。だが「嫌いなエアライン」を見ると、ANAが34社中29位と下位なのに対して、JALは14位。日系航空会社の中では、先日、機内サービスの方針を記した「サービスコンセプト」で物議を醸した13位のスカイマークに次ぐ順位となった。

注:スコアは、利用したエアラインについて、「好き」「嫌い」と回答した人の割合

 自由回答では、上場廃止で被害を受けた個人株主の怨嗟の声が多く上がる。「株式廃止で大損させられたのに、最近は過去最高の利益が出たとうたっている」(59歳、会長・社長)、「倒産したくせに再上場するところ。株を返せ!」(41歳、部次長)。

 再建の中で進めた機材や路線の縮小にも不満の声が集まる。「倒産後、ローカル路線からの撤退で不便さが目立つ」(65歳、取締役・執行役員)、「国内線の飛行機が小さくなり疲れる」(55歳、部長)。

社員が手を振り、ボストン線の初就航を見送った(写真:山本 琢磨)

 業績は最高益に達しても、経営破綻による乗客の「JAL離れ」は免れない。部門別採算などを柱とする経営改革と別に、JALは今、顧客を取り戻そうと躍起になっている。その舞台の1つが新規路線の成田~ボストン線である。

 「ボストン線は、再生の象徴」。4月22日、成田国際空港で最新鋭機ボーイング787を見送ったJALの植木義晴社長は、力強く宣言した。

 これまで直行便がなかったボストンに、最新の飛行機で新たに路線を設ける。まさにJAL復活を印象づけるにはうってつけというわけだ。

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