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「ニホンミツバチ蜂蜜」はいかが?

離島の生物多様性保全と持続的利用

2012年9月26日(水)

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 前回は国境の島「対馬」の全体像を観光案内も合わせて紹介した。今回はその第2弾として、対馬に伝わる貴重な伝統的知識(TK)の一つである養蜂について、生物多様性保全によるブランド化という観点から見てみようと思う。

不思議な形状の人工物があちこちに

木立の中に置かれた屋根付きの丸太様の人工物(写真提供:細貝瑞季氏)

 対馬を車で走っていると、道路沿いの木立の中に置かれている、直径40~50cm、高さは1m程度の、細長くした臼のような物をよく見かける。ちょっと日陰になっているが、きれいに下草が刈られた斜面に数メートルの間隔を空けて数個置かれていることが多いようだ。一見すると、木でできた道祖神にも見える。

 あるいは自治体か集落の設置したゴミ箱のようにも見える形状だが、実はこれ、古式ゆかしきハチの巣箱(蜂洞、はちどう)なのである。

蜂洞の下部の「巣門」と呼ばれるスリットからミツバチは出入りする

 蜂洞とは丸太をくり抜き、上部に蓋をするだけのわりあい簡単な構造で、下部に蜂が出入りができる大きさの穴、またはスリットが開けてある。

 蜂蜜と言えば、直方体の巣箱を季節によって移動させる、春から秋まで年中ほぼ無休の産品という印象だが、それはセイヨウミツバチによるもの。なんと対馬は日本で唯一、ニホンミツバチだけが生息する島なのだそうだ。

 つまり、日本固有種<注1>を利用した伝統的手法の養蜂である。放っておいても、希少価値が高まろうというものだ。ところが、対馬産の蜂蜜を市場でみかけることはほとんどない。あんなに島の方々で蜂洞を見かけるのに、空港の土産物店にさえ置いていない。一体どういうわけだろうか?

ニホンミツバチ

<注1>ニホンミツバチはアジア全域に生息するトウヨウミツバチの亜種と言われており、対馬のニホンミツバチは本土のものよりも、むしろ韓国に生息するトウヨウミツバチに遺伝的には近いとされる。

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