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ずっと繁栄し続けられる国や一族なんて、ないんです

読書の秋にふさわしい古典3作品

2012年10月1日(月)

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 昔から活字中毒で、たくさん本を読んできました。毎日欠かさず新聞も読んでいます。生命保険ベンチャーの社長になってからはかなり読書量が減りましたが、それでも週に5、6冊は読むのが習慣になっています。私が本を読む時は、作者の思考プロセスをたどりながらじっくり読みますので、読み返すこともあまりありません。そんな日々の読者の中から、ビジネスパーソンの「心の栄養」になるような本をこれから、月に1度、紹介していきたいと思います。

 ビジネスに役に立つ本というのは、圧倒的に古典に多いと思います。ビジネス新書を10冊読むよりも、古典1冊を読んだ方がよほど役に立つに違いありません。そこで、1回目の今回のテーマは、「読書の秋にふさわしい古典3作品」です。いずれもそれほど難しくないし、長くもないので、手軽に取り組めるのではないかと思います。

韓非子』(岩波文庫)

 1冊目は、『韓非子』です。岩波文庫から出ていまして、1巻から4巻まであります。4分冊なので読みやすく、1冊読んでつまらなければやめてしまえばいいので気軽に手に取れます。中国の歴史の中で一番面白いのは、春秋戦国時代だと私は思います。『韓非子』は、まさに百家争鳴の時代に生きた天才・韓非の書いた物語です。


世の中にはいい人も悪い人もいることを改めて実感

 ビジネスに携わっていると、日々様々な相手と仕事をしなければいけません。腹黒い人もいるし、寛大な人もいるし、冷たい人も温かい人もいる。いろいろな人がいるからこそビジネスが生まれるわけですね。

 新しいアイデアが出ない時、仕事で失敗した時など、ぜひ韓非子を手に取ってみてください。「世の中にはこんなに色々な人がいて、面白くて大変だけれど、こんなに時間が経っても人間というのは全然変わっていないのだなあ」と実感できること請け合いです。

 また、韓非子は文才があって、様々な言葉を残していますので、語彙を吸収するのにも良い本でしょう。

 さて、2冊目は、『ブッテンブローグ家の人々』です。これは、トーマス・マンの不朽の名作で、上・中・下の3部作です。簡単に説明すると、ドイツのあるブルジョアな一族が繁栄し、滅んでいく過程を4代にわたって描く物語です。これが大変普遍性があって面白い。

コメント3件コメント/レビュー

『欧米は経済のピークに芸術品をため込みましたが、日本はバブル期に何をため込んだのでしたか。』日本は土建王国に相応しく、バブル期にインフラを作りこみました。青函トンネル、瀬戸大橋、アクアライン、整備新幹線など、大震災でも揺るがないインフラの数々が残されていきました。(2012/10/02)

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「ずっと繁栄し続けられる国や一族なんて、ないんです」の著者

出口 治明

出口 治明(でぐち・はるあき)

ライフネット生命保険会長兼CEO

1948年生まれ。京都大学を卒業後、日本生命保険に入社。同社を退職後、2006年にネットライフ企画設立、代表取締役就任。2008年にライフネット生命保険に社名変更。2013年6月より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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『欧米は経済のピークに芸術品をため込みましたが、日本はバブル期に何をため込んだのでしたか。』日本は土建王国に相応しく、バブル期にインフラを作りこみました。青函トンネル、瀬戸大橋、アクアライン、整備新幹線など、大震災でも揺るがないインフラの数々が残されていきました。(2012/10/02)

最近気になっているのは、公務員の方々が勉強や、本を読んでいるだろうかという点である。残業を抱えて、本も読まずに仕事だけでは横の広がりも縦の広がりもない人物に育っていくだろう。これは、政治家や民間の指導者についてもいえることである。(2012/10/01)

「ずっと」や「繁栄」の定義がありませんので言いにくい点はありますが、日本はどうなんでしょうか?弱ったりすることはあっても今のところ無くなってはいないようですし。因みに老舗企業というのもありますね。200年以上でカウントしますと日本が世界の40%を占めるそうで、最長も日本の会社で1430年以上だそうです。(2012/10/01)

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