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外は昭和レトロ、入るとビックリの小さなスーパー

安売り競争とは無縁、札幌市のフーズバラエティすぎはら・その1

2012年10月4日(木)

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 ビート、パースニップ、オーガニックコーラ…。

 並べるとまるで呪文のようなこれらは、全て北海道のあるスーパーで売っている商品である。

 ビートは深紅色のカブのような形をした野菜だ。ボルシチに使い、ロシアではどの家庭でも日常的に食べる食材である。パースニップは東ヨーロッパを原産にした根野菜で、その形状から白にんじんとも呼ばれる。日本ではほとんど知られていないが、欧米では冬に一般的に食べられる野菜らしい。

 オーガニックコーラは文字通り「オーガニック」の「コーラ」なのだが、日本で見かける機会は少ない。イタリア産で原料は天然素材。その味は複雑だが、後を引く強いインパクトを持つ。おしゃれなボトルに入っており、通常のペットボトル飲料の2倍以上の価格で売られている。

フーズバラエティすぎはらの店頭で販売されているオーガニックコーラ

 こうした商品が数多く並ぶのが札幌市の「フーズバラエティすぎはら」だ。

外観は「昭和レトロ」でもお客が詰めかける

 「こだわりの商品」と聞くと、大都会にある百貨店の食品売り場や輸入食材を多く置く高級スーパーが思い浮かぶかもしれない。だが、フーズバラエティすぎはらの外観は、どこか懐かしい「昭和レトロ」とも言える雰囲気である。同店は札幌市のベッドタウンである宮の森という地域にある。店舗はこの1店のみ。大手チェーンが500坪を超える大型店を出す中、同店の広さは100坪に満たない。一見したところ、家族経営の零細スーパーでしかない。

フーズバラエティすぎはらの外観

 しかし、この店舗を目当てに多くの人が集まる。平日の来店客は、店から半径500メートル以内に住む地元の人がほとんど。だが、週末ともなると、札幌市内だけでなく北海道全域から客が押し寄せ、駐車場は満車になる。札幌市内の多くのレストランシェフも利用する。さらに夏や正月など休暇の時期には多くの観光客や帰省客もやって来る。

 なぜ北海道の住宅街の一角に、多くの消費者を虜にする「零細スーパー」が生まれたのだろうか。

 「昔、ここは商店街だったんです」。

 フーズバラエティすぎはらを運営する杉原商店の専務で、店長も務める杉原俊明氏は子供の頃をこう振り返る。

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「外は昭和レトロ、入るとビックリの小さなスーパー」の著者

内藤 耕

内藤 耕(ないとう・こう)

サービス産業革新推進機構代表理事

世界銀行グループ、独立行政法人産業技術総合研究所サービス工学研究センターを経て現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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