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チリでは32インチ薄型テレビが1000円?

南米主要国の消費市場を考える・その1

  • 邉見 伸弘

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2012年10月5日(金)

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 前回までのブラジル編では、「近くの他人」より「遠くの親日国」を生かそうというテーマで、ブラジルの魅力を伝えると共に、参入へのあり方について語ってきた。今回からは、超大国ブラジル以外の主要な南米の国、チリ、ペルー、コロンビア、アルゼンチンの市場と攻略の糸口を考えてみたい。

  「南米」とひとくくりで語られることは多いが、とても広大で、国ごとに多様である。日本からだと、ブラジルに行くのですら、乗り継ぎを含め30時間ほどかかってしまう。ほかの南米諸国となるとさらに遠い。日本航空(JAL)のサンパウロ便も廃止され、日本からの直行便は今やない。日本との間を直接つなぐ 航空便もない今、南米は距離的にも、心理的にも遠くなった。南米各国について聞かれても、各国ごとのイメージが湧かず、これといった答えが思いつかない方も多いのではないだろうか。

 しかし経済面で見ると、実際にはアジア諸国と同様、各国なりの様々な戦略や事情がある。そこで、少々荒っぽいかもしれないが、遠くにある南米諸国を少しでも身近に感じてもらうため、ここでは南米の主要国をアジアの国にたとえながら、取り上げてみたい。

南米のハブ機能を担うチリとペルー

・チリ=シンガポール:人口は少ないが、地域のハブとして開放政策を推進
・ペルー=ベトナム:成長率は南米屈指。ハブ機能も担いつつある

 チリやペルーは南米のハブ機能を担っている国である。まずはこの2つの国をまとめて見ていきたい。

  チリの首都サンチアゴを歩くと、そこには新興国、ましてや発展途上国の姿はない。街並みは整然と区画整理されており、人々もきわめて勤勉だ。1人当たり所得は1万4000ドル(2010年時点)とロシアやブラジルを上回る。アジアにおいて1人当たり所得でチリを上回るのは、日本、シンガポール、韓国、香港、台湾しかない。

  至る所に高級車のショールームが並ぶ。街中を世界の高級車が走り抜け、高級ホテルが乱立している。チリの街は言わずと知れたアジアのハブ、シンガポールに近いイメージだ。
 
ペルーの首都リマも経済成長の活気にあふれている。アジアで言えばベトナムのようだ。経済成長率はここ5年平均で7%。ベトナムも同様に7%台の成長だか ら、発展スピードから見れば似たような勢いだが、一人当たりGDPでは5000ドルとベトナムの1200ドルはおろか、中国の4000ドルも上回っている。

 飛行機から見下ろすと褐色の大地が広がり、「ああ、発展はこれからだな」と思ったが 、新興開発地区に足を踏み入れると、そこはまるで東京のお台場のようだった。斬新な設計のビルが建ち並んでいるのだ。

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