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意外といける未来のタンパク源「昆虫食」は立派な文化だ

食べられる物は世の中にまだまだたくさんある

2012年10月9日(火)

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 先日、日本テレビで放送している、日本の都道府県の他県にはない珍しい風物を紹介する番組「秘密のケンミンSHOW」を見た。その日は海産物特集だったのだが、ウミウシ、アメフラシ、ヒトデ、イソギンチャクなどの、ある意味ゲテモノ食材を使った料理をおいしそうに食すご当地の人々を見ていて、なんだかジーンと感動してしまった。

 グルメ時代と呼ばれて、世界中の魚介類を絶滅の危機にさらしつつ集めまくっている日本の中で、広い分布域を持つにも関わらず、他地域ではほとんど見向きもされていない魚介類を愛でている様子は、正に地産地消のあるべき姿だと思ったのである。

 しかし、どう考えてもゲテモノとしか思えないヌルヌル系海洋生物の料理であるが、なんとなく食べられそうに思えるのは、我々にはウニ、タコ、ナマコ、ホヤなどの食経験があるからだろう。

 今、手元に『昆虫食はいかが?』(ヴィンセント・M・ホールト著、青土社刊)という1885年に出版された本がある。そこで当時開催された健康食品展覧会における中華レストランのメニューが紹介されている。当時のイギリス人にとって魚以外の海鮮素材が特殊な物であったことがわかる記述がいくつかある。

 <アオウミガメのヴィジゴー>もやはり素晴らしいスープで、タコとイカからなる、亀を模したスープである-イカなのだ。どれでもいいから水族館へ行って、あのおぞましい生物を眺めてみたまえ。そして、連中が気色悪くないか否か、教えていただけないだろうか。

 <スズキの中華風マトロート>これは、神経過敏なご婦人方にとっては、恐ろしい料理である。なぜか。理由は簡単である。これには要するに、英語でSee slug(ナマコ)と呼ばれる生き物が入っているのだ(slugはナメクジのこと)。

 こんな具合だ。ナマコはともかく、イカもこんな扱いなのか、と驚かされる。その“おぞましい”イカを釣り上げたその場で刺身にして舌鼓を打つ日本人の姿は、一体どんな風に見えているのだろうか。もっとも、ロンドンやニューヨークに寿司屋が定着した今では、イカの活け作り程度では誰も驚かないか。

カイコのサナギは大き目のエビの味

 さて、今回は昆虫食の話である。虫を食べる、と言うと「うえっ」と感じる方も多いだろうが、生きたウニを磯で食べる方がよっぽど気色悪いと感じる人も欧米には多いかもしれない。要は食文化の違いである。

 蜂の子、イナゴ、ザザムシ…日本にも昆虫食文化はたくさん残っている。であるからして、外国の昆虫食を気味悪がる資格は日本人にはない、と考えるのが妥当だろう。私も日本食としてはイナゴの佃煮、蜂の子程度だが、海外ではそこそこ食べているので、大概のものは微笑みとともに受け入れられる。

 例えば、カイコのサナギの串焼き。

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