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イケア、LED商品を市場最安値で全面展開

CEO交代で新たな拡大への基盤固め加速

2012年10月5日(金)

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 家具チェーン世界最大手のイケアは10月1日、LEDを使った電球や照明を市場最安値で全世界に展開すると発表した。2016年までに全店舗で販売する電球と照明をすべてLEDに切り替えるほか、店舗で使用する照明もLED照明やさらに省エネ効果のある照明にしていく。

イケアは2016年までに電球や照明をすべてLEDに切り替えていく

 イケアによると、LEDの定格寿命は白熱電球の約20倍で、白熱電球よりも消費電力が最大で85%削減できる。こうした性能を考慮すると、電球の年間所有コストは白熱電球が8.52ユーロ(約852円、1ユーロ=100円で計算)、蛍光灯が2.11ユーロ(211円)であるのに対して、LEDは2ユーロ(200円)となり最も経済的になる(40ワットの白熱灯と同等の明るさがある商品で比較)。

 イケアグループのチーフ・サステナビリティ・オフィサーのスティーブ・ハワード氏は、「世界の家庭では現在、合計で100億~120億個の白熱電球が利用されている。このすべてをLEDに切り替えることができれば、オランダ1国分の二酸化炭素(CO2)の排出量を削減できる」と話す。

事業拡大と環境負荷の軽減を両立

 イケアはここ数年、事業拡大を推進する一方で、環境負荷の軽減にも力を注いできた。連結売上高は過去10年で約2.5倍の252億ユーロ(2011年度、2兆5200億円)に拡大し、現在は26カ国で298店舗を展開している。家具の原料である無垢の木材とボート材の年間使用量は1378万m3と東京ドーム11杯分に達し、店舗や工場などイケアの事業活動で消費される電力は年間3600ギガワット時で、一般的な原子力発電所の約半年分の発電量に相当する。

 安い家具を大量販売するイケアが成長するほど、環境負荷の増大に向けられる社会からの視線は厳しくなってきた。そのため、同社は自ら風力発電所の建設に乗り出したり、世界自然保護基金(WWF)と協力して中国やポーランドの調達先に対してCO2(二酸化炭素)排出量の削減を支援したり、CSR(企業の社会的責任)活動の幅を広げてきた。イケアは、今回のLED事業の発表会にもWWFで気候変動とエネルギー問題を担当するサマンサ・スミス氏を招き、環境団体との親密ぶりをアピールした。

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「イケア、LED商品を市場最安値で全面展開」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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