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躍動する米国バイオ・ベンチャー

バイオマスの主役:バイオ燃料(5)

2012年10月18日(木)

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 今回から、バイオマスの技術開発について解説する。今回は、輸送用燃料開発がドライバーとなり、短期間で急速に開発が進んできた米国のベンチャーを主に取り上げる。多種多様な技術が登場してきており、付加価値の高い燃料や化成品の開発も現実となってきた。バイオ燃料およびバイオマス技術開発は、米国がリードしている。

政策で革新技術を促す米国

 9月13日付けの本コラムで解説したが、米国は輸送用バイオ燃料の使用を法律で義務つけている(資料1)。再生可能燃料使用義務RFSにより、毎年の義務量が明示され、2022年には360億ガロン(1400億リットル)の使用量が決まっている。技術ごとに4つに分類され、それぞれ数値があり、量とともに質向上(技術開発)もターゲットとなっている。

資料1.2007年新エネルギ-法によるバイオ燃料使用義務量
(出所)新エネルギ-法を元に作成

 4つの分類とは「再生可能燃料」「セルロース」「バイオディーゼル」「革新技術」である。

 「再生可能燃料」とは、トウモロコシ(穀物)由来のエタノールで、第1世代とも言われる。技術的には確立しており、原油高基調の中でガソリンに対する競争力もある。まずは、これが先導役を担い、2015年までに150億ガロンまで増やす。すでに140億バレル近くまできており、ガソリン車使用燃料の約1割を占めている。

 「セルロース」は、トウモロコシの茎葉根や木質、スイッチグラスなどの栽培植物を原料とする。第1世代の延長線上にある技術で、第2世代技術とも称される。

 「バイオディーゼル」は、大豆や菜の花などから作られる軽油代替燃料である。

 「革新技術」は、以上の3分類以外の技術が含まれ、次世代技術とも称される。

 第1世代、第2世代と呼んでいるのは、穀物、セルロース系植物を、微生物を利用した糖化・発酵作用によりアルコールに変換する技術である。「生物化学(バイオケミカル)変換」である。

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「躍動する米国バイオ・ベンチャー」の著者

山家 公雄

山家 公雄(やまか・きみお)

エネルギー戦略研究所所長

日本政策投資銀行でエネルギー、環境などの融資・調査を担当。2009年からエネルギー戦略研究所で再生可能エネルギ-、スマートグリッドなどを研究。中立的なエネルギー・シンクタンクを心がけている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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