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人々の生活を便利にする仕事

ジョン・ライスGE副会長が示す変革

  • 酒井 耕一

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2012年10月18日(木)

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 「新規事業を展開できる幹部を育てたい」

 「新興国で活躍できる若手を伸ばしたい」

 日本企業の経営戦略が大きく舵を切る中で、グローバル人材の育成が急務になっている。教育制度や研修を設ける会社が増えているが、その際に必ず手本とされるのが、米ゼネラル・エレクトリック(GE)だ。

 発明王エジソンが創業し、家電製品、医療機器、航空機エンジンなどを100カ国で展開。人材を鍛え上げる通称「クロトンビル研修所」や品質管理活動の「シックスシグマ」、目標達成度を高める「ストレッチ」など企業が直面する多くの課題に答えを持っている企業だ。GE出身者は世界各地の企業のトップに招かれるほどの人材輩出ぶりを示す。本連載では、GEの先端の経営やリーダーシップを報告する。

 中国リスクが叫ばれている昨今だが、米国を代表するGEのナンバー2はその中であえて香港に駐在している。

 ジョン・ライス副会長である。同氏は30年以上にわたってGEに勤める大ベテラン。家電やプラスチック、エネルギーなど主要事業の責任者を歴任し、長く経営を支えてきた。今はジェフ・イメルト会長兼CEO(最高経営責任者)を補佐する立場にある。

 日本企業なら本社の会長室の横に副会長室があるのが一般的だろう。しかし、ライス副会長のオフィスは、米コネチカット州の本社から遠く離れて働いている。

GEのナンバー2で、世界の成長市場の攻略を指揮するジョン・ライス副会長

 しかも、イメルトCEOが新たに設けた部門の責任者でもある。

 部門名はGGO(グローバル・グロース・オペレーション)だ。世界の成長市場向けにGE製品やサービスを一括で提供する仕事を進める。ライス副会長が香港に赴任したのは、中国やインドなどアジア地域の成長国に近づくため。もちろんそこからブラジルやアフリカ諸国など商談のある国々へ出張する。副会長といっても参謀役だけでなく、GEの主要事業をまとめて商機を発掘する責任を持つ。

新興国の生活インフラの向上に寄与

 ライス副会長は自らの仕事について「世界の人々に便利な生活を提供すること」と語る。安定した電気やきれいな水の供給、また身近な医療施設といった当たり前のような生活インフラが十分でない国はまだ世界にたくさんある。「GEの製品で、これから数億人の人々の生活を改善できる」とライス副会長は言う。

 大切なのは、GE製品を単に売り込むことではない。製品があっても、その国々の政府と人々が有効に活用しなくては単なる“高価な箱”になってしまう。そのためにライス副会長は「便利な生活の提供」にこだわり続ける。

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