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日本はリスボン大震災後の「失われた250年」に学べ

欧州ルポ:ポルトガル編

  • 豊島 逸夫

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2012年11月9日(金)

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 1755年11月1日、ポルトガルの首都リスボンは大地震に見舞われ、津波と火災により6万人前後の死者を出し、街全体が破壊された。15世紀にエンリケ航海王子の登場で幕を開けたポルトガルの黄金期=大航海時代も、この大震災で勢いを削がれてしまった。

1755年の大地震でも崩れなかった教会の柱。

 しかも、直近では第2の大津波ともいえる欧州財政危機に襲われ、さらに経済が疲弊している。日本人にとっても他人事ではない。

ポルトガルを破壊したリスボン大震災

 そもそもポルトガル人は鉄砲、ガラス、タバコ、靴下などを日本へ最初に持ち込み、西洋文明の紹介役として日本人にとって先達となった。そして今、再び日本へ向け教訓を発している。

 リスボン大震災は国内の政治混迷を招き、貿易国家から内需主導型経済への転換に失敗。失われた時間は10年どころか250年。さらに国債暴落がとどめを刺した。

 近年の経済政策も長期戦略的ビジョンを欠く。リスボン近くのロカ岬はユーラシア大陸の最西端。地政学的に同国は世界にとって重要な位置を占める。欧州大陸、ブラジルなど南米、そして北アフリカといずれも伝統的に緊密な関係を保ってきた。その優位性を生かし、例えば地域ハブ空港建設を大々的に推進することも出来たはずだ。これは日本にとっても示唆的であろう。

 そして、ポルトガル国債の利回り急騰。自国の国債がなぜ、かくまで売り込まれるのか。現地の人たちはキツネにつままれたような思いで見守っている。特に不動産バブルを経験したわけでもない。リスボン郊外を歩いてみても、スペインの首都マドリードに散在するような、工事が中断したままの大型商業施設などを目にすることはない。

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