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「新興国参入」なんてもう古い!

南米主要国の消費市場を考える・その2

  • 邉見 伸弘

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2012年10月19日(金)

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 前回はブラジル以外の南米の国々として、チリとペルーを取り上げた。最終回の今回は、南米に残されたフロンティアと新たな世界地図の見方について語りたい。

危険な国から変貌したコロンビア

 初めてコロンビアの首都ボゴタの空港に着いたのは早朝だった。ペルーのリマからボゴタに向かう便は早朝か夕刻に限られていたのだが、あえて早朝便を選択した。コロンビアというと麻薬・武装組織によるテロといった怖いイメージがあったからだ。夕闇の中で現地入りすることはどうしても避けたかった。私は緊張感をもって、空港に降り立った。

 ところが現地に着いてみると、想像と違う。確かに発展は遅れているものの、“戦地”に赴くようなピリピリした空気はない。ベネズエラから来た人に聞けば、「ここは十分に安全ですよ」と言う。ベネズエラの安全度がどの程度か分からないが、「用心してください」といわれるよりははるかに安心だ。

 コロンビアと言えば美女の産地として有名である。ミスユニバースのファイナリストの常連だ。「コロンビアは世界で最も脇見運転による交通事故が多い国。それはコロンビア美女が原因だ」というジョークも聞いたことがある。しかし実際の自分はというと、とても脇見をする気分にはなれなかった。頭の中でキーンという音が鳴りやまず、頭痛が止まらなかったからだ。それもそのはず、コロンビアの首都ボゴタは標高2600メートルを超える高地にある。八ヶ岳の頂上にいきなり来たようなものだから、高山病のような状態になるのもやむを得ない。

 到着後、仮眠を取った後に市内を歩くことにした。時刻は夕方になっていた。滞在先はボゴタ中心地を離れた住宅街に立っていたので、至って普通の街並みだった。

 ボゴタの旧市街チェントロにある商業エリアは、東京で言えば上野のアメ横や御徒町のような雰囲気だ。裸電球を垂らした露天や商店が数キロに渡って軒を連ねている。あたりは暗く、用心は欠かせない。少々足を伸ばしたところ、ライフルのようなものが売っていると思ったら、軍事基地の近くだった。安全になったとはいえ、他の南米諸国とは明らかに異なる緊張感がある。タクシーで狭い路地を通った際、前後を別の車で挟まれ、前の車から人が降りて来た時は、「しまった」と思った。ボゴタでは「プチ誘拐」が流行っているので十分に注意するように、とホテルのコンシェルジェから聞いていたのだ。「これか」と身構え、胸ポケットの100ドル紙幣を確認する。幸い、前の車がパンクしたとかで、何事もなく胸を撫で下ろしたが。

 翌朝は、ショッピングモールをのぞいてみることにした。当地では有名なショッピングモール「CLOE COLUMBIA」 だ。品揃えは他の南米諸国に比べると少なく、種類も限られているが、休日ともなれば家族連れが思う存分ショッピングを愉しんでいる。以前、世界有数の危険地域と言われたとは思えない光景だ。

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