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コミュニケーションが医療過疎を救う

高齢化に負けない鹿児島県曽於市の昭南病院・その2

2012年10月25日(木)

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 少子高齢化が進む典型的な地方都市の中にあって、赤字体質から脱却した鹿児島県曽於市の昭南病院。この病院では、医師や職員たちの間でよくなされる会話がある。

 「手伝おうか」「ありがとう」

 こうした会話が頻繁に飛び交うのは医師や職員たちがコミュニケーションを取って連携しているからにほからならない。高齢化が進んでくると、複数の病気を抱えながら診察を受けにくる患者が増えてくる。そのため、医師や職員同士の連携がこれまで以上に重要になってくるのだ。

 もし1つの病院に必要なすべての診療科がなければ、必然的に病院間の緊密な連携が必要になる。在宅診療を行うには患者が住む地元のクリニックとの情報交換もしなければならない。病院内だけでなく、地域の病院やクリニックなど、組織を超えた医師同士のコミュニケーションがなければ、もはや地方の医療は崩壊してしまう。

 このような理由から、昭南病院は病院内の連携だけでなく、地域全体で連携を取る努力を始めている。

 「手伝おうか」「ありがとう」とお互いに言うのは、どうせやらなければならないことであれば、お互いに気持ちよく仕事ができるようにするためだ。そして現在は、こうした会話が病院の外でもされるようになってきた。

「力の50%は病院のために」

診察をする昭南病院の朝戸幹雄院長

 このような連携の姿勢は、医療サービスの中核を担う医師一人ひとりにも徹底されている。

 「力の50%は病院に貸してほしい」。朝戸幹雄院長は医師たちにこう言っている。

 医師は専門職である。技術は日々進化し続けており、より良い医療サービスを提供し続けるには、最新の情報を入手しないといけないし、より多くの症例を経験しなければならない。だから医師たちは、最新の設備があり、多くの患者が来る大きな病院に勤務したがる。特により技術習得に熱心な若い医師ほどそれが顕著である。

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「コミュニケーションが医療過疎を救う」の著者

内藤 耕

内藤 耕(ないとう・こう)

サービス産業革新推進機構代表理事

世界銀行グループ、独立行政法人産業技術総合研究所サービス工学研究センターを経て現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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