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「慰安婦」で韓国との親交もお断り

「反日国家に工場を出すな」と言い続けてきた伊藤澄夫社長に聞く(下)

2012年11月2日(金)

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 「金型だって中韓と戦う日本の武器だ」――。伊藤製作所(三重県四日市市)の伊藤澄夫社長は言う。前回に続き、鈴置高史氏と対立が深まるアジアを「金型やバナナの視点」から論じた(司会は田中太郎)。

「モノづくり力」を外交の武器に

鈴置:伊藤社長の主張は(1)「反日国」中国への経済的な依存度を減らし、政治的な介入を防ぐべきだ(2)一方、親日的な東南アジアに投資をシフトし共存共栄の体制を深めよう(3)日本の「モノ作り力」を中韓に対する政治的武器として活用すべきだ――ということですね。

 3番目の「モノづくりを武器に」の具体例として話された金型に関し、もう少し詳しく説明して下さい。

伊藤:では、もう一度、しっかり説明します。ここに、2つの金属部品があります(下の写真)。いずれも同じプレス機械で打ち抜いて作った部品で、同じ形です。でも、よく見るとギザギザの歯の部分が微妙に異なります。

従来の製法でプレス加工した部品(左)に比べ、伊藤製作所の新技術で製造した部品(右)の切断面は刃物ですぱっと切ったように鋭い(撮影:森田直希、以下も)

大根を名刀で切ったように

 右の部品は、名刀で大根をすぱっと切ったように、歯の部分がシャープです。左の方は業界用語で「ダレる」というのですが、歯がぼやっとした形です。

 普通のプレス機械を使って右のような部品を作れるのは、アジアでは日本だけでしょう。中国や韓国だとまず、プレス機械で左の「ダレた」部品を作った後に、削ったり磨いたりして、ようやく右のような鋭角的な形に整えます。時間と手間が恐ろしくかかります。

鈴置:プレス機械で打ち抜くだけで1~2秒で加工できる。新技術によって、人件費の安い中韓の同業者に勝つというわけですね。

伊藤:我が社だけではありません。今、日本のプレス金型各社は、金属の切削やロストワックス、研磨という手間のかかる工程を、プレス加工に置き換えるという技術革新に取り組んでいます。加工費を極端に安くすることで中韓との競争に生き残ろうと必死なのです。

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「「慰安婦」で韓国との親交もお断り」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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