• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「ウエストゴム入りパンツ」はオバちゃんだけのものではない

ヒットの要因は「着心地がラク」にあり

2012年11月20日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 今秋あたりからジーンズが復活するのではないかという期待感が、今年の春先にはあった。しかし、その期待はあっさりと裏切られたようだ。ジーンズが失速してからもうすぐ丸5年になる。「洋服の流行り廃りなんて、ある程度の周期があるのだから、そのうちにジーンズ人気は回復する」とは言うものの、その気配は一向に見えない。

 ジーンズを基調としたカジュアルに定評のあるジョンブル(岡山県倉敷市)に聞くと、この秋、デニムは好調だそうだ。ただしジーンズではなく、トップスだという。デニムシャツ、デニムブルゾン、デニムワンピースなどである。

 ボトムスだとレディースのデニムショートパンツやデニムスカートは好調だそうだ。やはり5ポケットのジーンズは男女ともにあまり伸びていないようだ。

上下デニムの着こなしは一歩間違うとスギちゃんに

 トップスでデニムアイテムが流行るということは、ボトムスにデニムは選ばれないケースが多い。上下ともデニムという着こなしはなかなか難しいからだ。上下でブルーのトーンを合わせるのも難しいし、一歩間違うと1970年代の人のように見える。若き日の中村雅俊かフォークシンガーだ。現代で言うならコメディアンのスギちゃんが思い浮かぶ。そんなわけでデニムのトップスが流行っている間は5ポケットのブルージーンズが復活することはないだろう。

 そんな中で、起爆剤になりそうなアイテムがあった。ニット地で作ったジーンズである。通常のジーンズは綾織りという「織物」だが、これはTシャツやスウェットの生地と同様の「編物」である。織物よりも編物の方が柔らかく伸縮性に富んでいることは容易に理解していただけるだろう。

 筆者は、以前に「はき心地が楽なニットジーンズ(ジャージジーンズ)は、かつてのレーヨンジーンズと同じように爆発的に支持されるかもしれない」と書いたことがある(「新しい流行は素材から生まれる」)。この予想は半ば外れ、半ば当たったと自己評価している。実際の売れ行きを聞くとブランドによってばらつきがあるのだ。あるブランドはそれなりに動いているというが、別のあるブランドは期待していたほどでもないという。この点は筆者の不明でを恥じるばかりある。

 ただ、「楽なはき心地」という部分は別の形で支持を集めたようだ。

 ジーンズやワークパンツを中心としたカジュアルボトムスのOEM(相手先ブランドによる生産)事務所を経営する友人は今秋の受注状況について「9月、10月は例年と比べて相当悪い。店頭でまったく商品が動いていないようだ。しかし、レディースでは、ウエスト部分の内側にゴムを入れたパンツや、ウエスト部分がリブに切り替えられたパンツは比較的動いているせいか追加発注もそこそこにある」と話す。

今秋はウエストリブ切り替えのボトムス(左)やウエストゴムが入ったパンツが支持された

コメント0

「「糸へん」小耳早耳」のバックナンバー

一覧

「「ウエストゴム入りパンツ」はオバちゃんだけのものではない」の著者

南 充浩

南 充浩(みなみ・みつひろ)

フリーライター、広報アドバイザー

1970年生まれ。洋服店店長を経て繊維業界紙に記者として入社。その後、編集プロダクションや展示会主催業者などを経て独立。業界紙やウェブなどに記事を書きつつ、生地製造産地の広報を請け負う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

高齢者に配るお金はあるが、少子化対策のお金はないと言うのは、おかしいでしょう。

小泉 進次郎 衆院議員