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見えてきたコウテイペンギンの「内面」

東京大学大気海洋研究所(4)

2012年12月6日(木)

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(写真:藤谷清美、以下同)

 野生動物の観察で何かを解き明かす営みは、本当に地味なことの積み重ねだ。

 塩見さんは、「目の前」にいない動物の「内面」を知りたい、という。そのためのバイオロギングだ。バイオロギングは目の前にいない動物の行動を「見える」ようにする。そして、実験の時点での工夫やデータの解析で、「内面」、この場合は動物が行う「判断」やその背後に横たわる暗黙のルールについて垣間見ることができる。

 塩見さんが、博士号を取得した際の論文で明らかになったことを紹介しておこう。きっとペンギン好きな人たち(願わくば、その他の人たちも)、へえっと驚き、楽しんでくれるはず。

 結論から言うと──

バイオロギングで見えた彼らの内面は――。(写真提供:塩見こずえ)

 ペンギン牧場の環境で、コウテイペンギンは潜水を始めてから、237回はばたくまでには水面に引き返し始める。柵で囲まれていない野生でも大きくは変わらない。

 これが、塩見さんが発見した「暗黙のルール」。その範囲内で、コウテイペンギンは個性なのか、状況に依存するのか、様々な深度や距離の「旅」をする。

 この結論に至る出発点はこんな疑問だ。

2012年11月号特集「南極の海を飛ぶコウテイペンギン」
本誌では高速で泳ぐコウテイペンギンの秘密についてレポートしています。フォトギャラリーもあるWebでの記事の紹介はこちら。ぜひあわせてご覧ください。

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「見えてきたコウテイペンギンの「内面」」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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