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日本より重い「日本病」に罹る韓国

『老いてゆくアジア』の大泉啓一郎氏に聞く(上)

2012年11月29日(木)

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韓国でも「日本病」が問題となり始めた。少子高齢化による低成長や要介護者の急増など、症状が一気に顕在化したからだ。『老いてゆくアジア』の著者、大泉啓一郎・日本総合研究所上席主任研究員と鈴置高史編集委員が、急速に進むアジアの高齢化を話し合った(司会は田中太郎)。

ようやく気がついた韓国

大泉啓一郎(おおいずみ・けいいちろう)
日本総合研究所上席主任研究員。1963年大阪府生まれ、88年、京都大学大学院農学研究科修士課程修了。三井銀総合研究所などを経て現職。研究分野は「アジアの人口変化と経済発展」と「アジアの都市化を巡る経済社会問題」。2007年に出版した『老いてゆくアジア』(中公新書、第29回発展途上国研究奨励賞受賞)で少子高齢化がアジアの成長に歯止めをかける可能性を指摘し、大きな反響を呼んだ。他に『消費するアジア』(中公新書)などの著書がある。講演で「新しい国づくりの契機だ」と呼び掛けるなど、高齢化対策を明るく前向きに語るので人気がある。論文一覧はこちら。(撮影:佐藤久)

大泉:鈴置さんの最近の記事「『日本病に罹った』とついに認めた韓国」はとても新鮮でした。「韓国社会が高齢化をようやく自分の問題として考え始めた」ということを報じた、実に象徴的な記事だったからです。さっそく講演などで紹介しました。

 日本は別として、アジア諸国では高齢化への危機感がなかなか生まれない。早く手を打つべきなのに、と気になっていました。ただ、記事の中にあった「日本病」というネーミングには奇妙な感じを受けましたが……。

鈴置:「日本病」と名付けたのは私ではありません。韓国における名付け親は、その記事で引用した、朝鮮日報という最大手紙の社会部長氏と思われます。

 韓国人は日本を、活力を失いどんどん沈滞していく哀れな国と見ています。半面、自画像は「日の出の勢いの国」。1人当たりGDP(国内総生産)で――購買力平価ベースですが――数年内に韓国が日本を追い抜く、との予測もあります。

まだ、南アジアは「他人ごと」

 「日本に勝った」と祝杯をあげていたところに韓国の高齢化が進んで(グラフ1参照)、その症状がどっと現れた。

 今、韓国人の間に「あの、どうしようもない日本になってしまうかもしれない」という恐怖感が首をもたげた。そんな気分が「日本病」という表現を生んだのでしょう。

グラフ1:日中韓の高齢化率の比較
注:65歳以上の高齢者が7%以上を「高齢化社会」、14%以上を「高齢社会」といい、高齢化の進み具合を示す目安になっている
出所:国連「World Population Prospects:The 2010 Revision」から大泉啓一郎氏作成

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「日本より重い「日本病」に罹る韓国」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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