• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

私が30代に外資への転職を勧めない理由

外資系に比べれば日本企業は安全地帯

  • 豊島 逸夫

バックナンバー

2012年12月28日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 この連載の最終回である今回は、これまでとは少し趣を変えて、キャリアについて考えてみる。最近の円高の特徴は、欧米の債務危機が悪化すると、「安全性を求めるマネー」により円が買われることだった。円は1400兆円を超す個人金融資産というショック・アブゾーバー(衝撃緩和装置)にガードされている。日本国債を自国民がガッチリ長期保有しているという事実があればこそ、欧米から見ると短期的には「円のほうが安全」となるわけだ。

 さらに、キャリア面でも、筆者のように外資系企業や国際機関に長く勤めていると、日本企業が「安全企業」に見えてくる。今や日系企業でも「終身雇用」「年功序列」が崩れているが、欧米企業に比べれば、まだまだカワイイものだ。

机の横にある小箱が示す緊張感

 例えば外資系金融機関に勤めていると、常に職場のデスク脇に小箱を置き、そこに私用のモノを保管しておく習慣がつく。リストラ(解雇)がいつ何時自分の身を襲うか分からないからだ。朝出勤していつものように働いていると、時折、同僚の誰かが上司に呼ばれては、そのまま戻ってこない。ひとたび解雇通知を受ければ、もはやデスクに戻ることは許されないので、私用の大事なモノだけは箱に入れ、後日引き取ることになるのだ。

 最近の英語では、「リストラで忍者になる」と言う。No Income, No Job/Assetの頭文字を取り、NINJAというわけだ。

 だから筆者は、これまで30年余りの外資系勤務の間、毎年、実質1年契約と思って働いてきた。金価格低迷の時代には、自らが一人ひとり自室に呼び、リストラを告知する側になったこともある。相場のプレッシャーには慣れっこで耐性があるが、首切り隊長役のプレッシャーには弱く、不整脈を発症したほどである。

コメント7

「豊島逸夫の「金脈探訪」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

人々が働きたいという会社になるには 「働きやすさ」と「働きがい」、この2つが必要だ。

川野 幸夫 ヤオコー会長