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眠らなくなった日本人

国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 睡眠学(1)

2013年1月7日(月)

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睡眠はとても日常的な「行動」だ。特別な事情がない限り、誰だって毎日眠る。でも、そんな当たり前の睡眠なのに、日本人の5人に1人が問題を抱えているらしい。何が問題なのか。どうすればぐっすり眠れるのか。その答えを探しに国立精神・神経医療研究センターの三島和夫先生の研究室に行ってみた!

 睡眠というのは、とても日常的な「行動」だ。誰だって特別な事情がない限り、毎日眠る。

 あまりに普通のことすぎて、特に気にしていない人は気にしていない。夜、適度な時間に眠たくなってすんなり眠り、朝すっきりと目覚められるなら、まったく気にする必要はないのだ。

 ただ、そんな当たり前ともいえる睡眠に、なぜか困難を抱えている人は多いようだ。

 慢性的な寝不足とか、充分眠ったのに眠った気がしないとか、寝床に就いてもなかなか眠れないとか、二日酔いとか、様々な睡眠障害とか……睡眠にまつわる悩みは、軽重の差こそあれ、身近なものだ。あなたがかりにいつでも快眠できる幸せな人でも、身の回りは必ず悩みを持っている人がいる。

 というのも、厚労省保健福祉動向調査などによると、日本人の5人に1人が睡眠に問題を抱えているという。とするなら、身近な縁者という意味で配偶者・親・子・祖父母くらいの中に必ず1人や2人、そういう人がいるはずで、つらい思いをしている。

 単につらいだけではなく、不眠症や過眠症がうつ病のリスクを高めたり(こころの健康科学・35万人診療報酬データ)、睡眠不足や睡眠リズムの異常、極端な夜型生活などが、睡眠の質を下げ、日中の眠気を誘発するのみならず認知機能障害やQOL(生活の質)の低下につながることもある。

 社会的な観点からは、「日中の眠気」による国内の経済損失は年間3兆5000億円というすさまじい試算もあり(※)、睡眠の問題は個人の「しあわせ」から、社会的な損失にいたるまで、非常に大きな問題を孕んでいるようだ。

 さて、文筆業のぼく自身、早くとも午前3時、遅いと朝明るくなってから眠るという極端な夜型生活者だ。この原稿も大体深夜に書いている。眠りが浅く睡眠の質が悪い自覚もあるし、日中よく眠たくなる。午前中に用事がある時など、「あした(実はきょう)、起きられるか」とプレッシャーを感じる。「日本人の5人に1人」にしっかりと入っていると思う。睡眠の研究には以前から興味があった。

8時間睡眠のウソ。日本人の眠り、8つの新常識
川端 裕人(著)、三島 和夫(著)

 睡眠の都市伝説を打ち破り、大きな反響を呼んだ「睡眠学」の回が、追加取材による書き下ろしと修正を加えて単行本になりました! 日々のパフォーマンスを向上させたいビジネスパーソンや学生はもちろん、子育てから高齢者の認知症のケアまでを網羅した睡眠本の決定版。睡眠に悩む方々は、本書を読んでぜひ理想の睡眠を手に入れてください。

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「眠らなくなった日本人」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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