• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

ベトナムは「チャイナプラスワン」で居続けられるか?

外国投資がピーク時の約60%に落ち込む

  • 川島 佑介

  • 後石原 大治

バックナンバー

2013年1月21日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 これまでベトナムは、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)に次ぐ新興国、VISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチンの頭文字を並べた造語)に名を連ね、世界から投資を集めてきた。最大のODA(政府開発援助)提供国である日本からも、多くの企業が進出を果たしている。

 しかし、ベトナム経済は今、苦境に立たされている。進出した日系企業も韓国・中国勢との争いで苦戦が続く。

 本連載では、苦しむベトナム経済、そしてベトナムで奮闘を続ける日系企業の現状と課題を、ベトナムで活動する日系企業をクライアントに持つコンサルタントの視点からお伝えする。

市場開放による外国投資が経済成長を牽引

 ベトナムの経済成長はこれまで、市場開放に伴う外国投資の増加が牽引してきた。1990年代前半、中国やアメリカと国交を正常化させたベトナムに多くの企業が注目し、資金を投入(第1次投資ブーム)。まさに現在のミャンマーと同じ位置づけで、コスト競争力を持つ「アジアの工場」の獲得を狙った外国投資が急増した。ベトナムがASEAN、そしてWTO(世界貿易機関)への加盟を申請したのも、ちょうどこの頃、1995年であった。

 その後、数々の障壁を乗り越え、WTO加盟が決まったのが2007年。翌年には、海外直接投資額は前年の3倍以上に跳ね上がった。これをてこにベトナムは年平均7.4%の高い経済成長率(2006~08年)を達成した(第2次投資ブーム)。

 日系企業の多くもこの第1次、第2次投資ブームに乗ってベトナム市場に参入した。特に第2次投資ブームが起こった2000年代後半は、日系企業はいわゆる“チャイナプラスワン”の候補としてベトナムを選択。投資を中国に一極集中するのではなく、ベトナムへの進出も併せて行うことで、リスクをヘッジしてきた、というわけだ(図表1)(図表2)。

図表1:ベトナムに対する外国からの直接投資(FDI)の推移
市場開放をきっかけに増え続ける外国直接投資
期待度の高さをうかがわせる
(出所)JETRO資料を基に、デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)にて作成
図表2
多くの外国直接投資を受け、建設ラッシュが進むベトナム

「ニッポン企業のための新興国ガイド ベトナム編」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授