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脳天かち割った菅直人氏に、「ケガの功名よ」

滑り込み当選に伸子夫人バッサリ

2012年12月19日(水)

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 自民党の大勝、民主党の惨敗で幕を下ろした12月16日の衆院選。東京18区では民主党の菅直人・前首相も苦しい戦いを強いられた。小選挙区で自民党元職の土屋正忠氏に敗北。日付が変わり17日の午前3時過ぎになって、比例での復活当選を果たし、ぎりぎりのところで落選を免れた。

 菅氏は復活当選が決まった後、17日午前3時半頃に妻の伸子さんとともに選挙事務所に登場した。支援者の拍手に応えるだけでバンザイはなし。憔悴した表情のまま、絞りだすような小さな声で話し始めた。前日までの声の張りと笑顔は見る影もなく、小選挙区の落選の衝撃の大きさが滲んだ。

 菅元首相が語った今回の選挙戦とは。

 小選挙区の結果は、家族とテレビで見ました。今回の選挙戦は「原発ゼロ」を中心に訴えました。遊説で原発ゼロの主張に対する反応は良かったんです。最初から反応は良く、日増しに賛同の声は高まっていきました。投開票日前日の最終の遊説も多くの人に熱心に聞いてもらって。

 一方でマスコミの予想は厳しかった。街頭で感じている反応と、世論調査に基づくマスコミの報道は少し食い違いがあると感じていました。でも、小選挙区で負けたときは、世論調査の通りだったんだなと思いました。

 小選挙区での落選は、色々な問題で有権者に十分に思いを伝え切れなかったし、私自身に責任があった。色々な問題というのは、民主党への有権者の厳しい目が、そのまま私に対する厳しい目になったということです。総理という非常に重要な役割を担ったのですから、仕方のないことです。

菅直人・元首相は疲れきった表情で選挙事務所へ戻ってきた。一方、妻の伸子さんは終始笑顔。

「分裂につながったのは党としての弱さ」

憔悴し切った表情で報道各社のインタビューを受ける菅元首相。小選挙区での落選に質問が及ぶと沈黙する場面も多かった

 民主党はマニフェストを守れませんでした。ただ、子ども手当をはじめとする子供に関する政策はかなり前進しました。この点では、70点をいただいても良いと思う。ですが、国民のみなさんには理解してもらえませんでした。

 マニフェスト以上に大きかったのは、党がまとまれなかったこと。自民党は党内闘争していても最後にはまとまります。ところが民主党は、最後に離党者を出してしまい、国民を失望させてしまった。消費増税にしても、政策課題については党内に議論があってしかるべきです。でも、それが分裂につながってしまったというのは、党としての弱さと言わざるを得ません。タフな運営ができなかった。

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「脳天かち割った菅直人氏に、「ケガの功名よ」」の著者

山根 小雪

山根 小雪(やまね・さゆき)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション、日経エコロジーを経て、2010年1月から日経ビジネス記者。エネルギーを中心に、自動車や素材など製造業を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

鵜飼 秀徳

鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり)

日経おとなのOFF副編集長、浄土宗僧侶

京都市景観市民会議委員(2016年)、佛教文化学会会員。 1974年生まれ。成城大学文芸学部卒業後、報知新聞社へ入社。2005年日経BP社に入社。日経ビジネス記者などを歴任。2016年4月より日経おとなのOFF副編集長。浄土宗僧侶の顔も持つ。正覚寺副住職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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