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第4回 偽装が多いオリーブオイル。どうやって見極めればいいのか?

  • 多田 俊哉

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2013年1月16日(水)

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原産地保護呼称制度、有機栽培……表示はいろいろとあるけれど

 店頭でオリーブオイルを選ぶ際に、消費者にとって唯一の手がかりとなるのはオリーブオイルのボトルに貼ってあるラベルに記載された情報だ。

 お決まりの「EXTRA VIRGIN」の表記、生産者やブランド名、オリーブ畑の絵や葉や実のイラストなどのほか、商品によっては下に示したようなマークが付いている場合もある。赤いマークは「原産地保護呼称」、青いマークは「地域保護表示」といわれるもので、主にEUの国々で生産された製品に付いている。

「原産地保護呼称」マーク(赤色)と「地域保護表示」マーク(青色)。いずれも地域の伝統的な製法を守っていることや一定の管理基準で製造されていることを認証している。

 こうした原産地認証制度は、ヨーロッパ各地の伝統的な食品を類似品から区別し消費者に正しい情報を提供する目的で、1992年にEU法に規定された。認証されるのは、オリーブオイルだけでなく、生ハムなどの食肉加工品やチーズなどの食品も対象になる。

 これらのマークは、商品がその地域の伝統的な製法で、一定の品質規格を守りながら作られていることを認証するものだ。特に赤い色の「原産地保護呼称」の認証を受けた製品は、原料もその地域で生産されたものを使わなければならないなど、厳格な基準が定められている。

 一方、下に示したマークを目にすることもあるかもしれない。これらは、いわゆる「有機栽培」を認証するマークである。

いずれも国もしくは国の指定機関が「有機栽培」を認証するマーク。左がEU、中央が米国、右が日本の「有機JAS」マーク。
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いずれも国もしくは国の指定機関が「有機栽培」を認証するマーク。左がEU、中央が米国、右が日本の「有機JAS」マーク。

 有機栽培とは、簡単に言うと「栽培から収穫までを通して、化学合成由来の農薬や肥料、土壌改良剤を使用しない」で生育された農作物のことで、生産者やメーカーが国や国の指定する機関に申請し、認証された商品に、このようなマークが付けられる。

 さて、ここからが本題だ。では、これらの認証マークは、店頭で消費者が商品を選ぶ際に、優れた品質を表す「目安」となるだろうか?

 答えは残念ながら「ノー」である。なぜならこれらの認証は、製品の生産過程における手順や手法が正しい方法であるかを規定したものにすぎず、最終的な製品となって店頭に並んだ際の「品質」を保証するものではないからである。

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