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「ガラパゴス小売り」はアジアで通用するか

2013年1月15日(火)

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 紳士服販売大手のコナカが昨年末、中国1号店を上海に開いた。タイ、シンガポールに次いで、同社の海外進出としては3カ国目になる。

 出店した業態は、コナカが東京・新橋や福岡に出店している旗艦業態「KONAKA THE FLAG」だ。紳士服量販店とは思えないシックな内装に、ソファなども配置して落ち着いて商品を選べる雰囲気を演出。スーツの価格は10万円台から1万円台まで幅広く揃える。この日本の旗艦業態を、コナカはほぼそのまま上海に持ち込んだ。5年間で30店舗まで増やす計画だ。

 一方、同社がタイで展開する業態は「SUIT SELECT」。日本では1万8900円、2万9400円の「ツープライス(2つの価格)」でスーツを販売する低価格業態だ。タイでは6990バーツ(約2万円)、1万1990バーツ(約3万4000円)で販売。2012年2月に1号店をバンコクに出店し、1年間で5店舗を開いた。「計画以上に好評」なため、出店をさらに加速させる考えだ。

 コナカの湖中謙介社長は「5年後には売上高の1割を海外で稼ぐ」として出店を加速させる。競合の青山商事は、業績不振で縮小していた中国事業に黒字化のメドがついたことから出店を再開。はるやま商事も2013年1月上旬に上海に出店を予定している。紳士服専門店業界は今、空前のアジア出店ラッシュに沸いているのだ。

「海外展開は計画以上に好調」と言うコナカの湖中謙介社長

日本にしかない紳士服量販店

 紳士服量販店は、実は、世界的に見ても珍しい小売業態だ。日本にある小売業態は、そのほとんどが欧米から“輸入”されたものだが、紳士服専門店はその数少ない例外の1つだろう。百貨店やブランドショップ、セレクトショップでなく、既製のスーツを専門的に低価格で販売する量販店という業態は「日本以外にはないのではないか」とコナカの湖中社長は言う。

 紳士服専門店業態は、需要の季節変動が大きく、在庫回転率は低い。それでいながら一定以上の品揃えが求められ、しかも価格競争は激しい。多品種・短サイクル、かつ小ロットの生産が求められる難しい業態だ。

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「「ガラパゴス小売り」はアジアで通用するか」の著者

池田 信太朗

池田 信太朗(いけだ・しんたろう)

日経ビジネスオンライン編集長

2000年に日経BP入社。2006年から『日経ビジネス』記者として、主に流通業界の取材に当たる。2012年『日経ビジネスDigital』のサービスを立ち上げて初代編集長、2012年9月から香港支局特派員、2015年1月から現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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