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業界最大のイベントで見た韓国メーカーの本当の“強み”

そこに日本メーカーが謙虚に学ぶべきものがある

2013年1月16日(水)

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 先週(1月8~11日)に米ラスベガスで開催された国際家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」──。この家電業界最大規模のイベントに筆者は訪れた。

 既にCESについては日本の新聞やテレビなどのメディアでも紹介されているが、ここでは技術経営の研究者の視点で見たCESのポイントと、そこで考えたエレクトロニクス産業の課題と今後に取るべき方策について、3回にわたって記したい。

 今年のCESの特徴は、表面的に見れば、フルハイビジョン(FHD)の約4倍に相当する高解像度の映像を表示できる「4Kテレビ」、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)を使って操作できる「スマート家電」、そして自動車など異業種からの出展が目立っていたことになろう。しかし、その背後には、家電メーカー各社が抱える課題が見え隠れしていた。

技術発表の場からプロパガンダの場へ

 かつてのCESは米マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏が開催前日のプレビュー基調講演を行い、家電各社はCESに合せて新技術を発表し、その後の家電業界の方向性が示されてきた。

 しかし、マイクロソフトによる基調講演もブースの出展も昨年が最後となり、家電各社の発表する新技術・新製品もかつてほどの新鮮味はなくなった。数字上は過去最大の開催となった今年のCESだが、その規模にもかかわらず、どこか寂しい雰囲気すら感じた。

 昨年、最後の基調講演を行ったマイクロソフトCEO(最高経営責任者)のスティーブ・バルマー氏は、今年は米クアルコムの基調講演にゲスト出演していた。ショーから撤退した企業のCEOのスピーチを頼りにしなければならないのが、今年のCESの姿なのかもしれない。

 また家電各社の技術発表にしても、派手な宣伝と巧みな話術であたかも技術をリードしているイメージを来訪した記者に植え付け、自社のプロパガンダをさせる場になっているのではないか。昨年、今年と有機ELテレビを出展したサムスン電子とLG電子の韓国勢と日本のメディアの報道ぶりを見ているとそう感じてしまう。

コメント13件コメント/レビュー

トラブル回避などにかまけてしまったためでしょうか。防御に勤しむあまり攻撃に打って出るということを久しく忘れてしまったのでしょうね。(2013/01/22)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

トラブル回避などにかまけてしまったためでしょうか。防御に勤しむあまり攻撃に打って出るということを久しく忘れてしまったのでしょうね。(2013/01/22)

LGの有機ELテレビ発売という話がありますが、あれは有機ELバックライト液晶TVというべきもので、有機ELテレビというならサムソンのやり方が本筋でしょう。サムソンの有機ELですが実は欧米や日本から特許を数多く買っている様です。量産に手こずっているのを見るとどうやらさらに何か新技術を開発したわけでは無いのでしょう。それでも発表してしまうのはたいした度胸だなと思います。CESの信用を落とす行為にも感じられますが、そういうものだと割り切る事が大事なのかも知れません。(2013/01/19)

2013年のCESの有機EL関連の記事を読むと、なぜ昨年サムソンが発売を約束しながらまだ発売していない大型有機ELテレビのことに触れないのか不思議でなりません。今回初めてそのことに触れた記事を見ました。記事の趣旨は韓国企業の宣伝の巧みさを見習えということのようですが、約束を守らない企業を正しく報道しないマスコミはどうなのかと言いたいです。今回の記事のようにしっかりした分析に基づいた記事を書いてもらいたいものです。▽韓国企業は、技術力をアピールするために世界初的な製品の発売をタイミングよく発表しますが、少なくとも大量に売り出せれた例を知りません。今回の有機ELテレビしかり、かつての世界最大の液晶テレビしかりです。日本企業もそのことを声高に指摘しないです。まあ、奥ゆかしいということもできますが、甘いともいえます。過去の発表や、その後の経過も取材して記事に反映して欲しいものです。結局発表者のい言うことをそのまま伝えるだけの、正直者がバカを見るような報道はやめてもらいたいと思います。(2013/01/17)

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三品 和広 神戸大学教授