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第5回 ペットボトル、透明容器のオイルは早めに使いきる オリーブオイルの上手な選び方(その2) 

  • 多田 俊哉

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2013年1月30日(水)

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前回は、オリーブオイル選びの注意点や、知らないとはまってしまう商品購入時の落とし穴などについて解説した。実は、日本の市場には、さまざまな企業によって、さまざまな品質のオリーブオイル製品(あるいは原料)が輸入されていて、まさに玉石混淆の状況にある。だからこそ、消費者としては、優れた品質のオリーブオイルを見分ける選択眼を養うことが欠かせない。今回は、すぐに役立つオリーブオイルの上手な選び方を解説していきたい。

誰が商品の品質をチェックし管理しているか?

 前回も述べた通り、オリーブオイルは鮮度が命の「なまもの」であり、保管や流通過程においては、酸素や熱、光に弱く、非常にデリケートで品質の管理が難しい食品だ。

 消費者にとって、品質の良し悪しを見分ける最も重要な手がかりの一つは、その商品が誰によって作られ、誰がその品質をチェックし「保証」しているか、という点である。きちんとした輸入事業者や製油メーカーは、品質の向上・維持に多くの努力を積み重ねている。

 例えば、日本の大手製油メーカーは、品質管理の担当者をスペインやイタリアに派遣し、現地で鑑定眼を磨く研修に参加し、本場での知識や技術の吸収に熱心に取り組んでいる。また、国内最大のオリーブ産地である香川県小豆島では、毎年「品評会」を開催して自分たちのオリーブオイルの生産技術や品質を競い合い、切磋琢磨を続けている。

 私たち日本オリーブオイルソムリエ協会も、微力ではあるが、日本のオリーブオイルの品質向上に資するように活動している。協会が開講するオリーブオイルの専門講座は、日本のみならず世界の優れたオリーブオイルに接し、海外に行かなくても専門知識を吸収できるようにカリキュラムを組み立てており、毎年、オイルメーカーや輸入業者からの数多くの参加者がある。

注)(ちなみに、私たちの協会は独立性を貫くため、講座の運営は基本的に受講料のみで行っていて、オリーブオイルの販売もしていない)。
小豆島で開講された日本オリーブオイルソムリエ協会のジュニアソムリエ講座。一般の受講者とともに、多くの生産者が品質の向上を目指して熱心に受講する。

 時間はかかるかもしれないが、こうした生産者やメーカーの努力によって、日本においては、詐欺的な商品であふれる海外市場とは一線を画した品質重視の市場が形成されることを、私は期待している。

 しかしながらその成否は、生産者やメーカーのみならず流通業者、そしてひいては最終的に、店頭やネットで実際に商品を購入する消費者の選択眼にかかっているともいえる。消費者の商品を見る目が厳しくなれば、自ずと悪貨は駆逐されていくはずだ。皆さまにはぜひとも、オリーブオイルの正しい知識を得て、商品選びに生かしていただきたいと思う

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