• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

停滞するルワンダプロジェクトに“切り札”投入!

資金調達の「農業ビジネス」も!? 19歳が大活躍

2013年1月31日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

2010年から、途上国の貧しい学生にも教育の機会を提供しようと、映像を使って授業を行う「e-Education」プロジェクトを手掛けてきた「アツ」こと早稲田大学学生の税所篤快さん。2012年以降はその活動に共鳴し、自主的にプロジェクトの運営を手伝う仲間も現れた。2013年は、これらの仲間が税所さんを代表とするNGO(非政府組織)の一員として、新たな国で新たなe-Educationプロジェクトを進めていくことになる。個人の力からチームの力へと拡大したことで、e-Educationの活動の幅は一気に広がり、スピードも加速しそうだ。

 今回は仲間の1人、「ドガくん」こと19歳の牧浦土雅(ドガ)さんが登場。牧浦さんは2012年、教育省との交渉が進まず、停滞していたルワンダプロジェクトを担当する。抜群の交渉力と行動力、機転で、e-Educationに新たな展開をもたらした(著者の最近の活動についてはこちら)。

 初めまして。牧浦土雅です。現在19歳。昨年6月、英国のボーディングスクール(寄宿制中高等教育学校)を卒業し、今年9月の大学入学を目指しています。僕は高校を卒業してから大学に入学するまでの1年間を、社会経験を積むための「ギャップ・イヤー」としています。その間、e-Educationにかかわる機会を持つことができました。

ルワンダプロジェクトを取り仕切った牧浦土雅さん(右から2番目)

 アツさんに出会ったのは、僕が1年間だけ通っていた杉並区立和田中学校で、東京で民間人初の校長を務めていた藤原和博先生に紹介されたのがきっかけです。もともと、僕は私立の小学校に通っていました。けれど、社会の一握りの裕福な家庭が集まる環境に、小学生なりに疑問を感じていました。そこで、別の世界を見てみたいと思い、公立の和田中学に入学しました。

 けれど、1年強で僕の興味は海外に向いていきました。両親ともに海外留学をした経験があるので、海外での暮らしを身近に感じていたというのが理由の一つです。僕自身も、小学校5年生から一人で海外のサマースクールに参加し、「いずれは海外に行きたい」と思っていました。

 「早すぎる」と反対する両親を説得し、中2の5月に英国に渡り、ロンドンから車で2時間ぐらいの町にあるボーディングスクールに入学しました。3年後には「環境を変えたい」と、スコットランドのボーディングスクールに転校しました。

 貧困問題に興味を持ったのは、そのボーディングスクールで貧困層の実態を調べる課外活動を受けたことがきっかけでした。2012年6月にボーディングスクールを卒業。「ギャップ・イヤーを取って、貧困問題にかかわる活動をしたい」。そう藤原先生に報告すると、先生は、貧困問題に関わる活動を行っている企業や団体をリストアップして送ってくれました。その中にアツさん率いるe-Educationも入っていたのです。

 アツさん本人に初めて会ったのは、僕が英国から帰国した去年の7月でした。宮城県気仙沼市で開かれていた社会起業家向けのイベントに、アツさんが参加していました。僕は藤原先生と一緒に行っていたので、その場であいさつをしました。

税所:僕はその半年ぐらい前から、藤原先生に「ボーディングスクールを卒業して、ギャップ・イヤーを取るドガっていうヤツがいるから、いつか引き合わせるよ」と言われていました。

 気仙沼で初めてドガくんに会った時は、本当にあいさつだけで終わりました。じっくり話ができたのは、8月に藤原先生を交えてお好み焼き屋で再会した時です。2012年上半期のe-Educationの活動を報告する場でしたが、藤原先生がそこにドガくんも呼んでいました。話をしてみたらすごくしっかりしているし、語学力も抜群。とても実力のある青年だということが分かりました。

 その頃、ルワンダのプロジェクトは教育省との交渉が暗礁に乗り上げ、全く動いていませんでした。

 英国留学前にルワンダでインターンとして働いていた難波いずみさんに、6月からICT(情報通信技術)教育担当長官、Dr.エボデをはじめとする教育省メンバーとの交渉を続けてもらっていました。でも9月にはいずみさんも大学に進学しますから、代わりの交渉役が必要です。ドガくんは“切り札”としてぴったりだと思い、勧誘しました。

コメント0

「“ドラゴン桜” 早大生 それなら俺が変えてやる! 第3幕」のバックナンバー

一覧

「停滞するルワンダプロジェクトに“切り札”投入!」の著者

税所 篤快

税所 篤快(さいしょ・あつよし)

「e-Education」創業者

NGO「e-Education」創業者。1989年、東京都足立区生まれ。早稲田大学卒業後、英ロンドン大学教育研究所(IOE)修士課程に在籍。同NGOは映像授業を活用しバングラデシュなど17カ国で教育支援を実施している

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

機械を売るんじゃなくて、電気が欲しい方に電気が起きる装置をソフトも含めて売るビジネスをしていこうと。

田中 孝雄 三井造船社長