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「SOCIAL」革命が始まった

米セールスフォース・ドットコム、マーク・ベニオフ会長兼CEOに聞く

2013年2月4日(月)

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 「賢者が描く10年後のインターネット」の6回目は、米セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフ会長兼CEO(最高経営責任者)だ。企業のITシステムに大変革をもたらした辣腕経営者は、SNSの普及で企業と顧客の関係は様変わりすると断言する。顧客と密接につながることが、強い企業になる条件だ。本誌の特集「シリーズ動き出す未来(4)ネット化する70億人」とあわせてお読み頂きたい。

インターネットでは今後、どのような変化が起きると考えますか。

 IT(情報技術)の領域では4つの重要なトレンドが起きています。これは何度も指摘していることですが、1つ目のトレンドはクラウドコンピューティングです。クラウドは今後も、ITの世界を大きく変えていくと思います。2つ目は、次世代のデバイスがどんどん生まれているということ。指で触って操作するタッチベースのシステムが圧倒的な存在になり、人々は従来のキーボードやマウスから解放されつつあります。

 3つ目はソーシャルです。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で人間同士がつながることが、極めて大きな影響力を持つようになっています。「フェイスブック」や「ツイッター」などのSNSが起こしている変化を思い浮かべてください。そして4つ目のトレンドは私が“ローカルの能力”と呼んでいるものです。すべてのアプリケーションで今後、地図情報など地域に関する情報がカギを握るようになるはずです。

(写真:丸毛透)

 この「クラウド」「タッチ」「ソーシャル」「ローカル」の4つが融合する中で、次世代のネットの世界が決まっていきます。10年先に現在の米グーグルのような存在になろうとするなら、この4つの要素を実現できるかどうかがポイントになるはずです。

 例えば日本で人気の高いスマートフォン向け無料通話アプリの「LINE(ライン)」は、4つの要素をうまく取り入れることで消費者の人気を集めています。とても操作しやすく、手軽に友人とつながることができます。LINEはネットの将来像の1つを指し示していると思います。

キーワードは「SOCIAL」

ネットの進化によって、個人の生活はどのように変化しますか。

 働き方は「コラボレーション」がキーワードになるはずです。つまり、個人が力を持って主張するようになるということです。これは働き方に限りません。例えば脱原発のデモ活動などのように、特定のリーダーを持たない人々がネット上で団結して、政府に対して主張する動きが広がると思います。

 個人の力が強まることで、政府や企業の情報開示の姿勢はもっとオープンになるはずです。特定の立場の人々がいつまでも情報を抱え込むことはできません。私はこうした動きを「Speed(スピード)」「Open(オープン」「Collaborative(協力)」「Individual(個人)」「Alignment(連帯)」「Leaderless(リーダーの不在)」のそれぞれの頭文字をとって「SOCIAL」と呼んでいます。

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「「SOCIAL」革命が始まった」の著者

白石 武志

白石 武志(しらいし・たけし)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社編集局産業部(機械グループ)、京都支社、産業部(通信グループ、経営グループ)を経て、2011年から日経ビジネス編集部。現在は通信、半導体、家電業界などを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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