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石を投げられても「やっぱりヨルダンが大好き!」

難民キャンプで一人奮闘した女子学生

2013年2月7日(木)

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 2010年から、途上国の貧しい学生にも教育の機会を提供しようと、映像を使って授業を行う「e-Education」プロジェクトを手掛けてきた「アツ」こと早稲田大学学生の税所篤快さん。2012年以降はその活動に共鳴し、自主的にプロジェクトの運営を手伝う仲間も現れた。2013年は、これらの仲間が税所さんを代表とするNGO(非政府組織)の一員として、新たな国で新たなe-Educationプロジェクトを進めていくことになる。個人の力からチームの力へと拡大したことで、e-Educationの活動の幅は一気に広がり、スピードも加速しそうだ。

 今回登場するのは伊賀友美さん(21歳)。人一倍の情熱で、いち早くe-Educationの仲間となった伊賀さんは、ヨルダンに渡り、パレスチナ難民キャンプでのe-Educationプロジェクトを担当した(著者の最近の活動についてはこちら)。

ヨルダン・パレスチナ難民キャンプを担当した、伊賀友美さん

 初めまして。伊賀友美、21歳です。早稲田大学社会科学部の3年生ですが、実は今、別の大学を受験しようと勉強中です。2012年、私はヨルダン・パレスチナ難民キャンプでのe-Educationプロジェクトに関わりました。その後、現地での活動を振り返る中で、改めて保健衛生を学びたいと思うようになったのです。

 e-Educationに関わるようになったのは、大学2年生だった2011年11月頃に、税所篤快くんが書いた『前へ!前へ!前へ!』(木楽社)という本を読んだのがきっかけです。その頃、私は予備校でチューターのアルバイトをしていたのですが、社員の方が「この本、すごく面白いから読んでみたら?」と薦めてくれたのです。

税所:e-Educationのアイデアが浮かんだばかりの頃、大学受験で僕もお世話になった予備校の運営会社に資本提携などのお願いをしたことがあります。その縁で、一度、社員向けの研修に呼んでいただき、バングラデシュでの活動を5分ぐらいスピーチさせてもらいました。たぶん、そのスピーチを聞いて本を買ってくださった社員の方がいたのだと思います。

 税所くんは本の中で、高校時代に落ちこぼれ、予備校の映像授業で挽回して早稲田大学に合格したことを書いていますが、私も全く同じでした。高校時代は落ちこぼれで、テストも赤点ばかり。大学受験に向けて勉強をする時、「今から逆転するにはここしかない!」とその予備校に入り、映像授業を活用して志望していた早稲田大学に合格できたのです。

 大学入学後は、1年生の時にワークキャンプでモンゴルに行ったり、2年生で米国オレゴンに留学して国際関係論について学ぶ機会があり、国際協力に関心を持つようになっていきました。

 2011年秋にはコンサルティング会社でインターンを経験し、BOP(Base of the Pyramid)ビジネスのプランを作る仕事などを手伝いました。けれど、自分がやりたい方向とちょっと違うと感じて……。途上国で、教育に関わることをしたいという気持ちが高まっている時に税所くんの本に出会い、「これだ!」と思いました。

 インターネットで何とかe-Educationのホームページらしきものにたどり着き、「お問い合わせフォーム」に自己紹介と、「一度、お話を聞かせてください」というお願いを書き込みました。

税所:たまに、そういう連絡が来ることがあるんです。「興味あります」とか「手伝いたいです」とか……。その中で、トモちゃんのメールは、「私も同じ原体験を持っています」「これこそ、私のやりたいことです」といった、すごく熱意が感じられる内容でした。同じ早稲田大学の学生だし、「一度会ってみよう」と思い、大学の図書館内にある食堂で会いました。

 その時からトモちゃんは、「プロジェクトを手伝いたい」と明確に意思表示していました。それで、東京大学経済学部の澤田康幸先生の所とか、著書の出版社である木楽社の編集部とか、e-Educationに関わる場所へ一緒に行くようになりました。僕たちの活動に「興味がある」という人でも、こうやって誘うと、大抵は「また今度」と言って来ないのですが、トモちゃんは全部来た。本当にやる気があるんだって分かりました。

 留学から帰ってきたばかりで英語も上手。映像授業についても理解が深い。大歓迎すべき人材で、一緒に働きたいと思うようになりました。

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「“ドラゴン桜” 早大生 それなら俺が変えてやる! 第3幕」のバックナンバー

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「石を投げられても「やっぱりヨルダンが大好き!」」の著者

税所 篤快

税所 篤快(さいしょ・あつよし)

「e-Education」創業者

NGO「e-Education」創業者。1989年、東京都足立区生まれ。早稲田大学卒業後、英ロンドン大学教育研究所(IOE)修士課程に在籍。同NGOは映像授業を活用しバングラデシュなど17カ国で教育支援を実施している

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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