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ギネス認定、世界一のカレーチェーンになったココイチ

なぜ強い、カレー業界で独走する壱番屋(前編)

  • 田代 真人

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2013年2月7日(木)

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 日本人の国民食と言えば、ラーメンとカレーだ。そして、『ココイチ』と聞けばカレー好きのみならず、日本人ならだれもが知っているといっても過言ではなかろう。日本を代表するカレーチェーン店『カレーハウスCOCO壱番屋』の通称である。

 それにしても他方の国民食、ラーメンに関しては、全国チェーンはあれども一大チェーンは、これだという店をなかなか思いつかないのに、カレーといえば、全国ほぼ『ココイチ』で決まりである。

 それもそのはず、今年、壱番屋は『ココイチ』1号店のオープン日と同じ1月17日に、カレーチェーンの店舗数でギネス世界一に認定された。その数、昨年12月末現在で国内1205店、海外100店の計1305店!この数字は、ただ店舗数の拡大だけを狙ったからといって簡単には達成できない数字だ。いったい何がこれほど多くのカレー店舗経営を可能にしているのであろうか。その秘密に迫った。

"のれん分け制度"で店長の質を担保

 まず、1000店舗以上の運営となると当然のことながら1000人以上の店長が必要になる。普通に考えれば、これら店長をどうやって生み出していくのか?どう教育していくのか? という疑問が頭をもたげる。店長とは肩書きを与えるだけではなく、日々の売り上げを達成し、店舗運営のマネジメントも必要になるだろうから、そう簡単ではないことは容易に想像できる。

 「我々にはブルームシステムと言う"のれん分け制度"がございまして、これで独立するオーナーを育てています。ここではいくつかの等級制度などいろんな審査基準があって、一般的なFCシステムと違い、だれでも独立できるわけではなく、一定のスキルの持った人しか独立できないのです」。そう語るのは、壱番屋常務取締役営業本部長・細野修二氏。

壱番屋常務取締役営業本部長・細野修二氏
撮影:石塚龍彦

 「そのかわりお金はなくてもいい。独立の基準に達せば、あとは本部に残ってスーパーバイザーとしてやっていくのか、オーナーとして独立してやっていくのかを選ぶんですね。一人の経営者としてオーナーになれば、当然、お店の売り上げをどう上げていこうかということを社員より数倍も考えるわけで、それをみなさん実践しています。我々の各店舗それぞれがうまくいっているのは、この仕組みの影響がもっとも大きいと思います」

 独立するときには、壱番屋の保証のもと銀行から融資を受けられるという。だからやる気と能力がありさえすれば独立できる。では、がんばればだれでも独立できるのだろうか。

 「我が社には、最初から店長になりたい、独立したいという意志をもって入社してくる人がほとんどです。彼らは皿洗いから、調理、接客だとかそれぞれのラインの仕事をしながら、マネージメントの仕事をし、店長代行や店長を経験していきます。

 しかし実際にオーナーになれるのはだいたい1割でしょうか。一般的な飲食店データとして、起業してお店をやって6~7年後くらいに潰れずに残っているのが1割くらいなんですね。ですから、我々は、それを前倒しでやっているというか、だいたい入社して独立するまでが5年くらいですから、それだけの時間で残るのが1割といった感じです」

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