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ココイチ現場力の源は「のれん分け制度」にあり

なぜ強い、カレー業界で独走する壱番屋(後編)

  • 田代 真人

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2013年2月14日(木)

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 先日、カレーチェーンの店舗数でギネス世界一に認定された壱番屋。"ココイチ"で親しまれているその店舗数は、国内外合わせて1300以上。これだけの数に店舗を成長させ運営するには並大抵のことではなしえない。

 しかし彼らの盤石な店舗運営は、良質なフランチャイジーを生み出す、そのシステム化されたのれん分け制度にある。ブルームシステムと言われるそのシステムが作り出す店舗の力を"個店力"と呼ぶ彼らの真髄をもう少し詳しく探ってみよう。

開店資金の保証人が壱番屋という仕組み

 前編で「ブルームシステムを利用した独立にお金は必要ない」と述べたが、実際のところ、それらの仕組みはどうなっているのだろうか。もう少し詳しい数字を壱番屋常務取締役営業本部長・細野修二氏に聞いた。

壱番屋常務取締役営業本部長・細野修二氏
撮影:石塚龍彦

「独立にお金は必要ない、と言えば必要ないのですが、やはり計画的にお金を貯められるかという気質も確認したいところもあり、まず最低200万円、自分で貯めなさいというルールがあります。

 社員として働きながら、その程度も貯められないとなると、そもそも金銭管理という部分で問題がありますよね。しかし、それが貯まれば開業にあたって銀行をご紹介します。

 とはいえ、担保がないと銀行もなかなか貸してくれないので、いろいろな手順を踏みながらも最終的には壱番屋が全部債務保証を受ける形で銀行融資を受けるということになります」

 壱番屋が保証人になってくれるとあれば、銀行が融資を断る理由がない。それほどにブルームシステムでオーナーになる1割の"卒業者"は壱番屋としても人間性を含め、太鼓判を押すような人間だという。

「当然1~2年で投げ出すような人はいません。我々としても独立はゴールではなくスタートです、というスタンスを徹底的にお話しします。

 そもそも店舗を開くには最低でも3000万円ほどの開業資金が必要で、それを銀行融資でまかなうわけです。開業してから返済が始まる。大体、みなさん7年ほどのローンを組んでいます。

 我々のフランチャイジーは通常10%程度の利益が残るといったイメージです。モデル店でいえば、月の売り上げが500万円で給与など経費を引くと1割くらい残る。その1割から返済していくわけです。

 別の言い方をすれば、7年経てば銀行への返済も終わり、利益が貯まっていく。その時点で、夫婦の年収1000万円くらいあれば安定して暮らしていけます。そこで満足するオーナもいれば、次への出店意欲が増していくオーナーもいるわけです。出店したいオーナーへは実績もあるので銀行も融資してくれます」

 実際、1000以上の店舗の中で壱番屋オーナーは約460人。3割以上のオーナーが2店舗目、3店舗目を運営しているわけだ。

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