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まだ大丈夫が命取り! ビジネスアスリートになろう

体を壊すまで働いても部下は付いてこない

2013年2月15日(金)

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 「これまでの2倍、頑張ろう」

 ある家電量販店のフロアマネジャーは張り切っていました。都心に出す新しい大型店舗で、パソコンとその周辺機器を販売するフロアのマネジャーに抜擢されたからです。彼にとって、この異動は間違いなく昇進でした。

 間もなく34歳になる彼は、販売という仕事が性に合っていたのか、入社当時から高い売り上げを立てることができていました。主にパソコンと周辺機器を扱うフロアの担当として働き、30歳の時に郊外店のフロアマネジャーになりました。同期と比べて出世は早い方でした。

 日頃の手腕を買われて新たな店舗に異動になったわけです。何しろ新店舗はこれまで勤めていた郊外店とは違い、都心の一等地にあるビルに入ります。総フロア面積もはるかに広いし、訪れるお客の数はケタ違いでしょう。

 何といっても会社における位置付けが違います。今回の新規出店に、経営陣が社運をかけて取り組んでいることが伝わってきます。フロアマネジャーは大きなチャンスが与えられていると感じました。

早朝から日付が変わるまで働きづめ

 意気込んで新店舗に着任したフロアマネジャーにとって、心配なことが二つありました。一つは店舗のフロア構成です。担当するパソコンと周辺機器の売り場は5階に入ることになりました。もっと有利な下層階に入れると思っていたのに誤算でした。

 最もお客が集まりやすいのは、1階フロアの出入り口のそばです。そこには化粧品や薬の売り場が入ります。このことも不安材料でした。「若い女性客が来る店になってしまい、パソコン関連の商品が売れなくならないだろうか」と思ったからです。

 もう一つの心配は部下のことです。パソコンと周辺機器を売る5階には、5人の正社員が配属されました。フロアマネジャーと部下4人です。家電量販店の売り場には、各メーカーから派遣された従業員が多く配置されます。アルバイトも雇います。そのため家電量販店の正社員はそれほど多くはいません。

 4人の部下のうち3人はいずれも20代で、男性が2人、女性が1人でした。3人とも初めて見る顔でしたが素直そうです。フロアマネジャーは「彼らとならうまくやれる」と感じました。心配なのはフロアのサブマネジャーになった36歳の男性です。中途入社の社員で、フロアマネジャーより2歳年上でした。

 「この男がサブか。やりにくいな」とフロアマネジャーはつぶやきました。過去に一度、同じ店舗で働いたことがあり、知っていたからです。その時の印象は「人付き合いがあまり良くない。何を考えているかわからない」といったものでした。とはいえ、その当時に担当したフロアは別々で、ときどき会議で顔を合わせる程度であり、特にぶつかることもありませんでした。

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「まだ大丈夫が命取り! ビジネスアスリートになろう」の著者

石田 淳

石田 淳(いしだ・じゅん)

ウィルPMインターナショナル社長

行動科学マネジメントの第一人者。行動分析、行動心理を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものにアレンジ、短期間で8割の「できない人」を「できる人」に変えると企業経営者などから支持を集める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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