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モバイルに最適化! ソフト開発の姿が変わる

キーワードは「ビッグデータ、スモールアプリ」

2013年2月26日(火)

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 タブレットは、デスクトップやノートブックのパソコンと比べて、操作しやすくモバイルで扱いやすい。一般の消費者の行動を変えるものとして注目されているが、同時にソフトウエア開発の現場にも大きな影響を与えている。

 米グーグルの2012年秋の調査によると、ネットユーザーの90%が目的を達成するために複数のデバイスを用いているという。PC、スマートフォン(高機能携帯電話)、タブレット端末などを連続して、あるいは補足的に利用しながら用事や仕事を進めるのがごく普通になっているわけだ。

見た目はコンパクト、背後で複雑な処理を実行

 こうしたマルチスクリーン時代には、ソフトの開発者側ももはやモバイルを無視することはできない。PCとモバイルのどちらでも同じようにソフトを使えるようにすることが求められている。

 中小企業を中心に700万人を超すユーザーを抱え、クラウド上でビジネス用ソフトを提供してきた米Zohoは、タブレットの浸透をにらんで、過去2年ほどの間に200人近いユーザーエクスペリエンスの専門家を雇い入れたという。今後は使いやすさがソフトの勝敗を決定するとの判断によるものだ。同社の開発チームは、ほとんどがインドのオフィスに在籍している。

 同社CEO(最高経営責任者)のシュリダー・ベンブ氏は、これからのソフト開発のキーワードを「ビッグデータ、スモールアプリ」と説明する。

 これは、ユーザーが利用するアプリケーション自体は、タブレットやモバイルで使いやすいようにコンパクトでわかりやすく構成されるが、背後では複雑なデータを操り、多数のアプリケーションを相互に関連させるという意味だ。シンプルに見えるアプリであっても決して単純なわけではなく、高度な目的を達成できるように設計されている。同社は、この「ビッグデータ、スモールアプリ」というソフトウエア・アーキテクチュアのビジョンに合わせて、社内組織も再編成したという。

 さまざまな大きさのデバイスが存在する中で重要になるのは、「ビッグデータが全体を通して統合的なユーザーエクスペリエンスを与えるようなものになる」こと。多様なデバイスがビッグデータにつながり、それらの間でデータを同期する。

 「これまでは、クラウドと言えばウェブのことを指していたが、今は(各種のモバイル)デバイスによるクラウドの方が重要になった」とベンブ氏は語る。

 Zohoの製品には、CRM(顧客関係管理)ソフト、財務ソフト、人事管理ソフトなどのビジネス用アプリケーション、プロジェクト管理ソフト、ドキュメント管理ソフト、ウィキなどの共同作業用アプリケーション、そしてカレンダーやドキュメント制作、ファイル共有などの生産性向上のためのアプリがある。その中のかなりの製品が、すでにスマホ用のモバイルアプリ版を提供しており、CRMなど一部はタブレット専用のアプリの開発を完了している。

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「モバイルに最適化! ソフト開発の姿が変わる」の著者

瀧口 範子

瀧口 範子(たきぐち・のりこ)

ジャーナリスト

シリコンバレー在住。テクノロジー、ビジネス、社会、文化、時事問題、建築、デザインなどを幅広く日本のメディアに寄稿。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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