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会社では「数字を出す人」こそが人格者

【第2回】なんでも数字で考えてみるクセをつけよう

2013年3月22日(金)

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 東京・武蔵野市に本社を置く武蔵野は、ダスキンの代理店などを営んでいる。かつては赤字企業だったものの、小山昇社長が高収益企業に変身させた。それを支えたのは、新人・若手の社員たちだった。そこでの体験をもとに、今回の連載では若手に仕事への向き合い方を伝えていく。前回は、「失敗することの重要性」を説いた。

 あなたは、会社は何をするところだと考えていますか? そう言うと、多くの人が「仕事をするところ」と答える。

 違います。会社は仕事をしにくるところではありません。成果を上げにくるところです。私も経営者として本音を言えば、仕事「だけ」して成果を上げられない人材なら、いっそ出社してくれない方がいい。それだけ交通費や光熱費などの経費が減りますから。

 さあ、ここであなたは新たな教訓を胸に刻んでください。「会社では、数字が人格」なんだと。

 あなたが長らく過ごしてきた学校生活では、テストの点のみならず授業態度や普段の素行を加味して通知表が記録されました。会社においてはそんなことは(基本的に)ありません。勤務態度は不真面目だがきちんと売り上げてくる人材と、勤勉実直そのものだが成績は振るわない人材とでは、前者の方がずっと評価は高くなる。会社とはそういうところです。

「数字を上げることが会社で評価される」という小山昇氏(写真:陶山 勉)

「愛こそすべて」は会社では通用しない

 社会に出ると、どんなにキレイ事を並べ立てようと、最後は数字が唯一ものをいう世界になります。「愛こそはすべて」(All You Need is Love)は、かのビートルズの大ヒット曲ですが、あなたの会社の社歌は「数字こそはすべて」です。あなたはこのことを深く自覚しなければなりません。

 私だってそうです。なんの自慢にもなりませんが、私は飲む・打つ・買うと三拍子そろった道楽者で、おまけに短気でケンカっぱやくて癇癪(かんしゃく)持ちと、およそ人格者と慕われるような社長ではありません。それでも銀行は我が社に喜んでお金を貸してくれるし(信用があるということです)、経営指導のセミナーを開けばいつも満員御礼です。それは私が毎年、会社の売上高や利益を伸ばして、きちんと数字を出しているからです。

 もし私が聖人君子の社長であっても、会社は赤字だったらどうですか。銀行はリスクを恐れて絶対にお金を貸してくれませんし、セミナーを開いても「赤字会社の社長の話なんか聞いていられるか」と閑古鳥が鳴くだけです。私は家庭においてはダメ夫でありダメ親父であるかもしれませんが(その自覚はおぼろげながらあります)、こと会社にあっては「きちんと数字を出している」という1点のみにおいて超絶の人格者なのです。

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「小山昇の 「20代で身に付けるべき“仕事の超基本”」」のバックナンバー

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「会社では「数字を出す人」こそが人格者」の著者

小山 昇

小山 昇(こやま・のぼる)

株式会社武蔵野 社長

1948年山梨県生まれ。76年に武蔵野に入社し、89年から現職。赤字続きの同社で経営改革を断行。2000年、2010年に日本経営品質賞を受賞。ダスキンの加盟店業務の傍ら、550社以上に経営を指導。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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