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「究極の軍用機」は安全か

ベル ボーイングのオスプレイ

2013年3月29日(金)

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飛行機とヘリコプターの長所を併せ持つ垂直離着陸機「オスプレイ」。だが事故が相次ぎ、“未亡人製造機”と揶揄される悪役になってしまった。オスプレイは本当に危険な航空機なのか、その性能とともに紹介する。

 垂直離着陸輸送機「オスプレイ」が米軍普天間基地に配備された。沖縄県では、配備撤回を呼びかける抗議行動が続いている。オスプレイに対するアレルギーは、過去に起きた複数の事故が原因だ。

 果たして、オスプレイは本当に危険な航空機なのだろうか。

 オスプレイとは鷹の一種である「ミサゴ」のことで、正式名は「V-22」。海兵隊・海軍型(MV-22)、空軍型(CV-22)の2機種があるが、約90%が同一の機能となっている。見た目は、MV-22の方が白っぽい。

 用途は、MV-22が人員や物資の輸送を主とする揚陸作戦に、CV-22が救出・救難を主任務とする戦闘作戦に使われる。沖縄に配備されたのはMV-22である。

飛行機+ヘリの利点を採用

 そもそも垂直離着陸機の構想は、1950年代には定まっていた。様々な試作を経て80年代初頭、米国防総省が輸送ヘリ「CH-46」の後継機としてオスプレイの開発を発表。一言で言えば、飛行機(固定翼機)とヘリコプター(回転翼機)の「いいとこ取り」をした航空機と言える。

3つのモードで飛行

エンジンの先端に約5mのブレードが3枚ついた、左右2つのローターによって推力を得る。離陸は垂直離着陸モードか転換モードで行う(固定翼モードでは地面にブレードが接触してしまう)。垂直離着陸モードから固定翼モードまでの移行時間は約12秒

(写真上・下:AP/アフロ、写真中:ロイター/アフロ)
飛行機とヘリの利点を持つ

コメント9件コメント/レビュー

オスプレイが特別に危険な航空機と思っている人はそんなに多くはないのではないだろうか。従来のヘリコプターよりも格段に高い戦闘能力を恐れているのではないか?オスプレイは近未来のSF映画にも登場して違和感を覚えない程の最新鋭軍用機だ。配備先が地元で一刻も早い移転を希望している普天間だったので反対騒ぎが大型化したのだと思う。確かに内容的には地元民の感情を逆立てるには十分なイベントだった。戦略的に考えれば、オスプレイを実践で使うに最も適しているのが沖縄である事も事実だ。沖縄の「基地問題」は沖縄県に米軍基地が集中している事の他に、人口密度の高い沖縄本島南部に集中している事も問題の根本がある。日本には沖縄米軍基地全てを受け入れ可能な人口密度の低い平地は皆無と言って良い。この記事が読者に何を訴え、又は問うているのか不明だが、私が言いたいのはオスプレイが安全な航空機と証明しても「基地問題」を解決する事は出来ないと言う事だ。尖閣問題での中国の対応に腹を立てる人の多くが、若しも中国の軍事力に対応する為の軍事基地が地元に出来るとなった途端反対に廻るという国で、国民がどの様な国防政策を望んでいるのか正体が見え難い事こそが問題の原因では無いだろうか。(2013/03/29)

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「「究極の軍用機」は安全か」の著者

鵜飼 秀徳

鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり)

日経おとなのOFF副編集長、浄土宗僧侶

京都市景観市民会議委員(2016年)、佛教文化学会会員。 1974年生まれ。成城大学文芸学部卒業後、報知新聞社へ入社。2005年日経BP社に入社。日経ビジネス記者などを歴任。2016年4月より日経おとなのOFF副編集長。浄土宗僧侶の顔も持つ。正覚寺副住職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

オスプレイが特別に危険な航空機と思っている人はそんなに多くはないのではないだろうか。従来のヘリコプターよりも格段に高い戦闘能力を恐れているのではないか?オスプレイは近未来のSF映画にも登場して違和感を覚えない程の最新鋭軍用機だ。配備先が地元で一刻も早い移転を希望している普天間だったので反対騒ぎが大型化したのだと思う。確かに内容的には地元民の感情を逆立てるには十分なイベントだった。戦略的に考えれば、オスプレイを実践で使うに最も適しているのが沖縄である事も事実だ。沖縄の「基地問題」は沖縄県に米軍基地が集中している事の他に、人口密度の高い沖縄本島南部に集中している事も問題の根本がある。日本には沖縄米軍基地全てを受け入れ可能な人口密度の低い平地は皆無と言って良い。この記事が読者に何を訴え、又は問うているのか不明だが、私が言いたいのはオスプレイが安全な航空機と証明しても「基地問題」を解決する事は出来ないと言う事だ。尖閣問題での中国の対応に腹を立てる人の多くが、若しも中国の軍事力に対応する為の軍事基地が地元に出来るとなった途端反対に廻るという国で、国民がどの様な国防政策を望んでいるのか正体が見え難い事こそが問題の原因では無いだろうか。(2013/03/29)

 MV‐22の回転翼機との比較による優れた点は、記事のとおりです。回転翼機と固定翼機の長所を取り入れた航空機を実用化するについては、半世紀以上も前から試行錯誤されており、制御コンピューターやタービンエンジンなの進歩がようやく実現を可能にしたものと思います。 過去にない航空機ゆえの、また初期段階の故障は、ある意味当然であり、本機が特に危険という指摘は誤りと考えます。 目下配備された普天間基地の立地こそ、市外の真ん中にあるという元米国防衛長官もあきれた危険地帯です。 これらを混同した「危険」ゆえの配備反対の議論は、これらを混同したものが多く、きちんと整理されていないのが残念です。(ともの市)(2013/03/29)

日本でもオスプレイに負けないような飛行機を作ってください。(2013/03/29)

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行天 豊雄 国際通貨研究所名誉顧問